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04.NOV

※新しくUPされた日記は黒色で表示しております。
※無断にリンクしているサイト、ブログがあります。文句はこちらへ→


2004.12.31.fri.

<逝く年、来ない年>

という番組名の方が絶対良い。
石川から大阪へと帰ったが、こちらも充分寒かった。

とりあえず、大晦日もドラエモンも紅白もあったもんじゃない。先ずは、暗闇生活に渇を、とばかりに電灯を購入。痛すぎる、3000円。

年越しバイトは出来れば避けたかったが、今更どうしようもなくバイト。バイトで年越しというのも悲惨だが、コンビニで年越しする客も阿呆だ。(他人の勝手だが。)
今思えば、妙に縁起を担いでしまう私のようなミーハー野郎はこんなちょっとした事で
ギャーギャー言っているのだから始末が悪い。(次の信号が青だったら今日の運勢は最高だ、等とよく頭の中で思っている人なのです)
昔、うちの父親が便所で大便しながら新年を迎えていたのを思い出す。
うーん、さすがにそれは嫌だな。

今年一年、お疲れさん。
来年は良い年になりますよ〜に。南無阿弥陀仏。


2004.12.30.thu.


<それから・・・>

雪国(?)の雲は分厚い。しかし、そこから日が射すと、天国への道のように祝福的で感動すら覚える。

こんな寒いところで、風邪が治るわけがなく、悪化。夕方まで部屋の片付けをし、それから急いで大阪へ帰った。

私の父親は几帳面で、何から何までサイズを測り、それに合わせた買い物をする所謂
A型の神経質な性格にぴったりだ。対して私は、面倒臭いので安いものを選び、サイズが合わなかったら合わなかったでその時考えれば良い、という性格である。一体何処でこんな適当な性格になったのか、親には大変申し訳なく思う時がある。そんな思いがふつふつと、車の中で・・。
因みに、高速道路は雪の影響からか、速度規制、チェーン、スタッドレス使用規制がかけられていて、皆さんトロトロと安全運転していましたが、我が父親は我関せずとばかりに、普段通りのスピードを出し、おかんが横から「スピード落として!」と口を出すも、「うっさい」と父親は一蹴。嗚呼、悲しき日本的家族。
私と言えば、もしここで事故って死ねば、それもそれでいいかな、なんて心の中で思っている始末。

我がマンションに帰った頃はすでに夜中の
12時だった。親は、これからまだ高速を飛ばして田舎へ戻らねばならない。

部屋に入り、電気を点けようとしたが、電灯が切れていた。来年が思いやられるゼ。。。。



2004.12.29.wed.


<トンネルを抜ければ、そこは雪国だった>

という、美しい風景描写なんぞ、何の気休めにもならないほど、寒い!

嫌な予感が適中、風邪に。思えば去年も、暮れから今年へと跨ぐ風邪をひき、悲惨な一年のプレリュードを奏でたわけだが、、、またかよ。

今日は父親の引越しの手伝いをするため、その引越し先の石川へ。大阪→兵庫→石川、とひたすら慌ただしい。さすが、師走。
それにしても他人の引越しの手伝いほど、つまらんものはない。はっきり言って、他人の新生活を応援する余裕なんぞ私には、ない。そして何より悲惨だったのが、天候悪化を受けて北陸の天候も急激な冬型になっており、それを予想していなかった私は
とりあえずただただ寒さに戦いておりました。
寒すぎる。
絶えず独り言。
「人間の住む土地じゃない」
(注
:北陸地方に住んでいらっしゃる方を馬鹿にする意図は含んでおりませんので。)

えっと、そんな思いと裏腹、雪が降り始め、かと思いきや一瞬で積もり始め、私にとっては今年の初雪だったに関わらず、もう雪はええから、と
3分で思った次第。

スマトラ沖大地震の被災者数が凄いことになっている。そしてそれを数字で表すことに物凄い抵抗感がある。
5万人を超えた時点では、「うちの市が全滅したぐらいだな」と想像してしまった。ニュース等で、ついに○万人を超えました、って報道するのはまじで止めて欲しい。シム・シティを思い出してしまうから。なんだかウキウキ感すら感じてしまう。失われるものに対して、超える、増えるという表現は駄目ですね。それにしても、神憑り的に災害の多い年だった。


2004.12.28.tue.


<I DON'T WANNA GO HOME>

起きた時から喉が痛い。
嫌な予感がしていたのだ。
先週のバイトで相方さんが風邪だったから、これはもしやと思いきや、案の定というわけで、風邪の前兆が現れてきております。

本日は夕方急遽実家へ帰省した。というわけで、終始落ち着かない一日だった。天候も悪くなってきているようで、夕陽が隠れんぼ。

なんと、ガキの使いスペシャルが・・・。
急用のおかげで、後半しか見れなかったが、相変わらずなノリに安心。
今夜がやまだ〜



2004.12.27.mon.


<師走超特大号>

<someday,my prince will come:オレオレ編>

2004年度を振り返ってみました。
上記のタイトルは、マイルスの名盤「いつか王子様が」。それにしても、この邦題並びにタイトル、なんとかならなかったのだろうか。
普通に言えやしない。

というわけで、我が2004年度は基本的に通奏低音として「平和」があり、コショウ程度の「退廃」があり、それらが合さった全体像はやっぱり「怠惰」であった。私の頭の中に書かれているルールとして「我関せず」というのがある。ウノボレとして、極めて少数ながら私と関わった人は私に対して「怒り」を持った事だろうと思う。ごめんなさい。シンプルな結論として、あまり良い年ではなかった事だけは確かである。タイトルは来年への期待を込めて。
来年は本当に良い年になって欲しいッス(毎年ながら)。



<貧乳ブームは何故来ない?:社会編(時系列バラバラ)>

今年は本当にいろいろあったよーな気がするが、実際どうだろう。今年を表した漢字は「災」であった。確かに、台風、地震と自然災害が多発し、その度に当HPにおいても反人間的なコメントを掲載してしまい、悪びれることなく「自然」という神がかり的なモンはしょーがねーだろ、と思っております。

自己責任、国益、なんていう言葉もありましたね。香田さんのイラク人質事件を今冷静に考えてみれば、確かにイラクへ自ら足を踏み入れる事自体はケシカランと思うが、日本全体挙って「自己責任自己責任」と言い、政府の対応を批判する人間があまりいなかった、というのも今思えば不思議な話ではある。何故ならば、あの時首相の一言で彼は助かったかもしれないからだ。助けようと思えば助ける事が出来た、という事を度外視して、「自己責任」という言葉しか聞かれないのは今思えばやはり、全体的に右翼化傾向があるのだろう、と思う。
例えば、私達のような一市民が「自己責任だ!しょーがねーだろ。ざまーみろ、ボケ」というのは当然と言えば当然である。しかし、ヤクザも犯罪者も反体制主義者も北シンパも共産主義者も皆、国の保護を受けているのである。それを国の舵取りを担う政治家が「自己責任」とは一体どういう了見なのか。右翼化、というより全体主義へ傾きつつあるのだと思う。


それは拉致事件においても同様である。
拉致被害者家族会の方や、拉致議連の人間が「日本国民が怒っている」と言うが、私に言わせて貰えれば、勝手にそこに俺を入れるな、という事であり、かと言って今のご時世そんな事を言えば、いつ何処から「非国民め!」という時代錯誤の言葉が飛んでくるか分からない、そういう時代である。
確かに、北朝鮮のやった事は許されることではないが、こういう国家的まとまりみたいなものをプロパガンダ的に強制されれば、私のような人間はただ単純にウザイと思うわけです。
経済制裁、やればいいじゃないか。
その代わり、その後の戦争勃発という可能性を考えて行動して貰いたい。それの意味することが分かるのか、という事で。来年は戦後60年。ある外交評論家が経済制裁に対する報復を受けた場合どうするかという問いに対して「こちらも報復すればいいんですよ。日本をナメているのだから。」という風な事を言っていたのだけれど、これって外交評論じゃないじゃん。

その他、年金問題。これに関して言えば、エリート官僚のふざけた運営が少しずつ暴露されただけでも良かったのではないか、と。途中、議論の的が政治家の未納問題に挿げ替えられていったのは残念。

ええと、韓流ブーム。自分より不幸な人間を探そうとするワイドショー好きのオバハンが韓国に走ることは良かったのではないかと。ところで、これは実際本当に起こっているのでしょうか?私の周りでヨン様、うぉんびん!等と絶叫している人間はいないぞ。半径5メートルぐらいしか知らないけど。。

ええと、マツケンサンバ。
昔から暴れん坊将軍を見ていたファンの一人としては、単純に面白かったです。というか、暴れん坊将軍で松平建の曲が時々挿入されるのだけれど、それらの曲の印象しかない私にとって、びっくりでした。


<ANOTHER GREEN WORLD:音楽編>

今年は洋楽輸入権の問題が取り沙汰された事が記憶に新しい。音楽ファンが一丸となって反対した、とは思わないけれど、ネットを中心に結構な量の運動が展開されたように思う。が、結局国会では年金問題を隠れ蓑にされたような印象を持つ。今となっては、全体的に胡散臭い。業界も反対していた人も。私も含めて。
何をしたってわけじゃない。なんだか救いのない、我々は敗北するであろうという前提の元に、悲劇のヒロイズム的な感慨を持ち合わせていたような運動だった。

新譜は例によってほとんど聴いておりません。再発紙ジャケ、その他再発を追い掛け回していたような。というわけで、新譜の2004年度ランキングは出来ないが、今年私がよく聴いたランキングを発表します。これって何の意味があるのだろうか、という問いは忘れて下さい。


2004年度超個人的乱聴ランキング


2004.12.26.sun.


<起きて半畳、寝て一畳>

↑こういう諺は素晴らしいですね。
シンプルに日本の素敵なところの一つだと思います。

父親が来年から転職、一人で暮らし始める。
今日はその引越しのついでに家族で会い、焼肉を食べに行った。その父親の住むマンションの間取り等を見せて貰ったのだが、それはそれはやたらとデカイ。給料を貰っている立場で、それは当然の権利でもあるし、個人の自由だと思う。何より私には関係のない事でもある。
が、やはり私は↑のような諺が頭に過ぎるのだった。
千畳敷に寝ても畳一枚、という事でしょうか、つまりは物欲旺盛なこの時代、枯れ果てることなく欲求はエスカレートしていくが、結局人間一人、生活するに当たって、起きている時は畳半畳、寝ている時は一畳で済むという考え方です。身に染み入りますね。



2004F1のドキュメンタリーを見ていた。
以前の私は、毎回欠かさず
F1を見るようなそれなりの少年であったが、いつの間にかF1自体がブルジョア・スポーツのように思えてきて(いや、実際そうだ)、またはフェラーリの環境破壊リポートを読んで洗脳されたりして次第にF1から遠ざかっていった。しかしなんと言ってもフェラーリの一人勝ちが----というよりミハエル一人勝ちが----つまらない。
で、今日久々にドキュメンタリーを見たのだけれど、相変わらずだった。というより、ミハエル・シューマッハという人の凄さを改めて実感してしまった。こんな事を言って甚だ恐縮なのだが、ミハエル・シューマッハという人のレースへのストイックな姿勢、否、勝利へのストイックな姿勢に尽きるような気がする。言葉にしてみると陳腐だが、実際にはそれは変態的とでも言えるようなものだ。化け物だ。洒落ているわけではないが、
F1FはフェラーリのFのような気がする(勿論FOMULAです)。
で、ティフォシの皆さんには悪いが、フェラーリなんかを遥かに超えた化け物がミハエルなのだろう。紅い皇帝なんぞ生温い、大天使ミハ(カ)エルだ。

つーか、このフジの番組、やたらと節操無く洋楽がかかっていたのだが、今年の台風によって鈴鹿の予選が延期になったシーンでフロイド。
吹けよ風、呼べよ嵐が。。
まんまじゃねーか。


2004.12.25.sat.


<帽子が笑う、不気味に・・・>

団塊の世代の人間でよく「最近の若者は・・・」云々と言う人がいるが、比率的に年老いた人間にも最近の若者というやつの中にもロクでもない人はいるわけで、特にコンビニというある意味で色んな人が来る場所において客を観察する限り、ロクでもない人間はそのどちらにもいるという事がよく分かるのである。


先日の日記(12月18日付け)で、コンビニを放浪するタオル君の事について書いたが、本日もとんでもない奴が登場する。

私ともう一人のバイトさんがバックルームにいた時、いきなり後ろの扉が開き、一人のおっさんが私達を凝視して立っていた。
歳は40代ぐらいだろうか、顔色は死人のように暗く、唇、肌もろとも荒れ放題で、目は死んだ魚の目のようにウツラ眼で据わっていた。そして何より、一番私達に恐怖を覚えさせたのが、彼がコアラのぬいぐるみを抱えている事だった。
意味が分からない。何故コアラだ。

基本的にバックルームに関係者以外は入れないので、とりあえず恐怖を覚えた私は扉を閉めた。すると再び彼は扉を開けて、私達を凝視した。今度は私達も「ここは入れないので。。」と言ったのだが、聞く様子は全く無く、一歩、また一歩と中に入ってくるのだった。彼の体を手で押さえ、バックルームの外へ押し返そうと試みるが彼はひたすら無言でこちらへ入ってこようとした(基本的に無言なのだが、口から息が漏れるように時折甲高い声を発した)。彼の体からはとんでもない腐臭がした。そして何より薄汚れたコアラが怖い。気分が悪化してきたので、扉の外に半ば強引に押し出し、鍵を閉めた。それでも扉を開けようとするのだが、さすがに超人ではないらしく、諦めて、彼はそのまま店を出た。ナイフで刺されるかと思った。

シド・バレットは友人のリック・ライトの家で5時間ぐらい天上を見つめていたと言うが、ひょっとしてあんな感じだろうか。
だとしたら、怖い。
ヤクザなんかより数段に怖い。


2004.12.24.fri.


<Merry X'mas♪>

メリークリスマス!
(この日記を書いている時点で25日なので)。
クリスマス・ソングをほとんど知らない私は、普段と大差なくグレイトフル・デッドのライブ/デッド等を聴いています。
クリスマス・ソング・・・うーん、何があるだろう。
ジョニ・ミッチェル「RIVER」、ジャッキー・レヴィン「タイトル不詳」、ポーグス「ニューヨークの夢」が好きです。つーか、私はイヴェント等に固執した曲は、その時期しか聴かないという人なので基本的に知らないのです。でも上記の曲はいつでも聴けます。



ところで、私はバイトでした。バイトは金曜、土曜と入っているのですが、今年のクリスマスはピンポイントで金曜、土曜だったわけです。バイトは全然構わないのだけれど、客の多さにひたすらウンザリ。更には相方さんが風邪で「俺はバックルームで寝る」と言い出す始末。おかげで新人さんと二人、ひたすら時間に追われていました。普段は全く来ないオーナーまでもが店に来て、新人バイトに説教をし、二人で「今日は厄日やな」と語っていましたとさ。


ついにスピード・グルー〜、フラワー・トラヴェリン〜の紙ジャケ5枚が我が家にやって参りました。(マグマのK・Aはまだ来ない)
リマスターは98年度版で、新たなリマスターは施されていない模様。肝心の紙ジャケの出来は、さすがとしか言い様がない仕上がりで、見ているだけでニヤニヤしてくること請け合い。
適当な日記になりました。今日はもう寝ます。
素敵なクリスマスを送って下さい。ぐっどらっく



2004.12.23.thu.


<明日、地球が滅びようとも、君は今日、林檎の木を植える>

お酒の席の上ではタブーが無くなるのかもしれない。
↓の話は決して言ってはならない事なのかもしれないが、昨日の会話でもやはり口に出してしまったのだった。

現代の社会では高校までに自分の人生の大よその設計を立てなければならない。何をやりたいのか、という事を考え進路を選ぶ。私はそんなもの高校の時に決めれるはずがないと思っている。
大方のマトモな人間は遊びたいのだ。そして大方のマトモな人間は後で後悔する。もっと勉強していれば良かった、と。これは後悔ではなく自然の摂理のような気がする。勉強はやりたくなった時にやれば良い。受験に合わせたお勉強なんぞ身に付かない。だから、やりたくなった時に学生生活を送れるシステムを構築すべきだ、と。そのための社会保障システムの見直しをすべきだ、消費税は20%に上げろ、今の社会はおかしいのだ、と。

因みに、これらを熱く語れるのは気のおける酒の席上だけの話で、実際はかなりの勢いで言語道断である。
先ず第一に、他の大多数の人間も同じ条件なのにこれは甘えだろ、という意見。そして第二に、日本の学業システムが崩壊するぞ、という意見。そして第三、先進国特有の贅沢病だ、という意見。第四、学力格差を生む、という何様か知らんが他人に干渉したがる意見。第五、私達の意見は明らかに説得力がない、という点。そしてそして極めつけは、ヒエラルキー社会の底辺、下級戦士が言って何になるのだ、という意見。下級戦士は下級戦士でも、カカロットではないのだ。惑星ベジータでフリーザにイチコロで消される名も無き下級戦士である。勿論登場シーンもない。運の良い奴は音声だけ登場する。「うわぁぁああ!」と。
そういう存在なのだ。

というわけで刹那主義に突入。
明日、地球が爆発しようとも、隕石が降って来てその破片が脳に直撃しようと、軍事クーデターが起きファシズム政権が誕生しようと、北斗の拳の199X年の世界になろうと、北朝鮮がテポドンを発射して来ようとも、卵の値段が高騰しようと、牛丼が食えなくなろうと、明日クリスマスであろうと、知ったこっちゃない。
これが結論だった。

明日、地球が滅びようとも、私は今日、マグマを聴く。

コンタルコス・アンテリア、早く届かないかなぁ(はぁと



2004.12.22.wed.


<日の出を見るまで踊り明かした後の憂鬱感>

煙草の煙が立ち込める我がモラトリアム・ルームに友達が到着したのは夜9時頃だった。
スーパーで鍋の材料、お酒やらを買い、男二人でぷち忘年会をした。そして日頃の愚痴をお酒といっしょにこぼしながら(実際、お酒を零したので)、我々が属する社会の底辺から発するひたすら無意味で虚しい会話を続けた。
一瞬にして我がモラトリアム・ルームに煙草の煙が充満した。
その煙は浦島太郎の玉手箱の煙と同じ種類だな、とふと思った。

会話の内容は、対中国、対北朝鮮外交、核抑止、について意見を交わす。イタさ全開、オナニー満開で、本当に花が咲きそうな勢いだった。
恋愛話に花を咲かせることが出来るならば、それに越したことはない。しかし、そんな有難い話が私達の会話に存在するはずがなかった。
朝6時頃まで、一瞬足りとも音楽を絶やすことなく、一瞬足りとも会話を途切れさせることなく、話し続けた。会話が途切れる時には、シベリア厳冬の寒気が部屋に充満するかのような、凍える現実感に連れ戻されるような気がしたからだ。
だから、私達は会話を続けなければならなかった。
(↑なんだか村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」みたい)

そんなキモサ全開のぷち忘年会の幕引きは朝の7時頃、眠りと同時に訪れた。
昼頃、ダレダレで起床。
「部屋の壁一面、煙草で真っ黄色やな」と友達は言った。
「違う、これはセピア色だ。黄昏ているのだ」と私は言った。

私はこのモラトリアム・ルームから来年の3月に出て行かなければならない。

ちょっと脚色しました。



2004.12.21.tue.


<君と踊り明かそう日の出を見るまで>

冬至。
悲惨なほど起床時間がおかしい。
起きるまで起床時間が想像できない。本日の起床は夜中の12時だった。というか、その前にいつ眠ったのかさえ思い出せない。変テコな時間に目覚めたおかげで、正常な形へ軌道修正せねばならなくて、本日は24時間お目覚めコースとなった次第。
大学に入りたての頃は、こんなもん屁とも思わなかったが、さすがにこの時期にこんな馬鹿げた生活を送るのは少し憂鬱なものがある。

生活アルゴリズムの破綻とは裏腹、今日は総じて平和な一日であった。逆に不気味ですらあった。読書をして音楽を聴いて珈琲を飲むだけの行為ですら最近はドキドキしてしまう。凄くイケナイ事をやっているような気になる。
隠れキリシタンのように。
案の定、嫌な予感がすると同時に、親から電話がかかってきた。私の部屋に隠しカメラがあるのではないか、と思うぐらいのタイミングだった。この親とのコミュニケーションは隠れキリシタンな私にとって踏絵である。「うん」という言葉以外用いてはならないゲームのつもりで話す。

今日は久々にまともに更新したような気がした。
と、思ったのだけれど、後で自分の書いた文章を読んでみてびっくり。誤字、脱字はやけに多いし、何が言いたいのか相変わらずながら不明な部分が多々ありと、、これにはマイッた、マイった。
自分の書いた文章なんて読み返すもんじゃねーな、と。昔のレヴューなんて読めたものじゃない。さらには読むにつれ、マゾ的な快感に目覚める日は近いぞ、と思った。


2004.12.20.mon.


<最近腹が立ったこと>

●韓国がドイツに3-1で勝ったらしい。
日本のワールドカップ予選敗退が見えたような気がした。
よく考えてみれば、別に↑は腹が立つほどでもない。

●新千円札の存在意義について。
偽札等の問題なんぞ、ごく一般の平和的市民の私には関係がない。
煙草を買おうとしたら自販機に通らなかった。
お前が偽札じゃー、と怒鳴りたかった。
あと、新札は数えにくい(バイトの時等)。
結論、存在意義はない。

●定率減税廃止について
空気を読んで、ここは怒らなあかんでしょ、ということで。

●酒、発泡酒値上がりについて
嗚呼嗚呼嗚呼。



<生きていて良かった、と思ったこと>

300円で280円のセブンスターを買ったらお釣りが500円出てきた。
小生、恥ずかしながら、嘗てないほどの喜びを胸に明日も生きていこう、と
思ったのでした。

書くことがないので。。



2004.12.19.sun.


やばい。フラワー・トラヴェリン〜、スピード・グル〜の紙ジャケがすでに発売されている模様。5作品予約したのは良いものの、お金がないざます。
どうやって、宅急便業者から逃れようか考え中です。
「実家帰省中なので、○日に届けて下さい」といういつもの手でいくしかあるまい。ヤマト運輸もペリカン便も佐川急便も郵便局も配達人さんには大体顔が割れているのでなかなか外に出られない。(一度通学中に呼び止められたので).闇金融の取り立てから逃げる感じだろうか。嗚呼。
確か、去年の今頃もアート・ベアーズBOX(紙)で同じ事になっていたような。。
うーむ、進歩がない。

テレビを見ているといつも思うのだが、最近は保険のCMがやたらと多い。人生の現実的な不安を助長するだけの存在である。
一体何が「安心」なのだろうか。
かと言って、コマーシャルでは安易に「安心」=「お金」に結びつけようとしないのがなんと言っても汚い。刹那主義の私が何を言ってもなーーんの説得力もないのは分かっているのだけれどああいう不安助長戦略は見ていて腹が立ってくる。癌で死亡した場合は○万円支給って一体何の意味があるのだろうか。いや、ある種の人間にとっては意味があるのだろう。
そういうことでいいや。
書くことがなかったので、なんとなく。


2004.12.18.sat.


時々消えてしまいたくなる。
目の前にブラックホールのようなものが急に出現して、スーっと吸い込まれるみたいに。神隠しのように他者の力のようなものが感じられるのがいいね。
だとすれば、誰も私を責めることが出来ないからだ。
なるたけ私にとって都合が良い方がいい。
私の愛するCD,レコードも一緒がいい。
勿論、北朝鮮はお断りだ。
コバイヤ星人がいい。コリン星には行きたくない。
というわけで、消えてしまいたくなる今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょーか。
私はいつまで経(待)っても消えません。
モラトリアム終焉も目の前に、ひたすら鬱々と垂れ込める毎日です。


話は変わって、、コンビニの客は実に悲惨だと思う。
コンビニの店員は裏で、客の悪口を言い合う事が多い。ウサ晴らしに。
案外、顔は覚えられるものだ。
「あいつ、また来たで〜」「あいつ絶対○○やわ」とかならまだ良い方で、酷い場合はあだ名が付く。バイト先のコンビニでは例えば「ばくだん」とか「山田花子」とか「ロナウド」(別名:ちんちくりん)とか「タオル」がいらっしゃる。
で、そのうちの「タオル」君は、頭にタオルを捲いて、一昔前のフーテンのように髪が長く、1時間ぐらい店内を放浪する。時々彼は自分の指を一本立て、自分の手を凝視する。更には時々野球のピッチング・フォームを確認するかの如くモーションを繰り返す。で、何故か分からないが時々ニヒリステックに笑う。今日は今からいかにもマジック・ショーを始めようとばかりの勢いだった。
で、何故かフーセンを買っていく。ドラッグ乱用者という風ではなく、どこか引き篭もりスティック(注:夢遊さん造語)である。出没時間帯は限りなくランダムで、噂をすると70%以上の確率でやって来るタイムリーさが魅力だ。せめて10分ぐらいで帰ってくれないだろうか、と彼が来る度に祈る。

こんな事を影で言われているかもしれませんよ。
注意しましょう。コンビニ乱用。
何度も言うが、私はコンビニが大嫌いだ。


2004.12.17.fri.


<暇なので友達の妹にキモメールを送ろうのまとめサイト>
↑やっばい。
久々にPCに向かって爆笑してしまった。これってネタですかね。
どうでもいいけど、「うゆー」っていいですね。語感が。

<
カッコいいと思ってやってる・やってた行動>
↑目を背けたくなる行動多数。
さんまごでんとかでこういうのありそう。

ビールを飲んで、中途半端に小便に行きたくなる頃合が一番気持ちいい。最近はお金も無くて、ビールではなく発泡酒で、更にはドラフトワンという有り様(←ちょっとだけ安い)。グラスに注いで飲んでいたけれど、我が家のグラスは全て、落ちたりなんかして割れてしまったのでコップがない。缶飲み。
最近、私の体に入る水分は珈琲とビール(発泡酒)オンリーで、なんだか口内が心地悪い。

うつら、うつらとしながらニック・ドレイクやらのフォーク、トラッド系を聞くのは気持ちいい。フェアポート〜、ペンタングルも紙になったんだから、バート・ヤンシュやドノヴァンも紙にして欲しいものだ。

どうでもいいが、久々にまともにELPのタルカスを聴いた。久々に聞いて、凄い、と思ってしまった。なんだか、FFのラスボス戦でかかってそうだな、とも思った。ケフカ(FF6のラスボス)とか出てきそう。ヒョッヒョッヒョって感じで。
そういえば、FFの音楽担当の植松伸夫氏は大のプログレ・ファンだそうな。ドラクエも、ラーミア(←鳥)の音楽はプログレ臭い。まぁ、多分RPGの音楽担当の人のほとんどがプログレ・ファンだと思う。きっと皆さん、エニドとか好きなんでしょうね。


2004.12.16.thu.


今日こそは見逃してなるものか、と思っていた日本対ドイツ戦。
レヴェルが違いすぎな感がありありと感じられ、見ていてもどかしかった。カーンが暇そうで、寒くないのかな、と思っちゃったり。やっぱりバラックは凄かった。ミドルの精度凄すぎ。

正午過ぎ、ユニオンからアシュ・ラ・テンペル
3作品(+箱)、ジョン・グリーヴスのキュー・ローンが届いた。あとはニック・ドレイクの未発表曲集の紙ジャケとかが届いた。あのですね、未発表曲集なんぞ紙にしてどないすんじゃー、と言いたい。それより何より、オリジナル3作品が先だろ、と。
それにしてもアシュラの
1st、感動した!
観音開き!(因みにオマケの
BOXも観音開き)
声に出して言ってみると「大股開き」のようなエロさがある。
あ、音はまだ聴いておりません。リマスター度合いはどうなんだろうか、とワクワクしていたのだがこの楽しみは後に取っておこう。酒でも飲みながら、ということで。

もうすぐ、クリスマスだ。
年の瀬である。冬場ということもあってか、やけに火事が多いですね。
ドンキホーテ、ロフトと来たからにゃ、次はヴィレヴァン辺りだと思う。
どうせならコンビニとかにして欲しいものだ。


2004.12.15.wed.


時間が惜しい、と連呼しておきながら、またしてもドラクエをやってしまった。
で、気が付けばLVが99。
ゲーム内自己満足、暇人の極みである。高校の時から進歩がない。こういうゲームなどでレヴェルを最高まで上げなければ気がすまない、という俗物は得てして他の事柄に於いても自己満足というものに走りやすいものである。多分。

で、何故か分からないが、メタルキングとエンカウントすれば歯を食い縛ってしまう。おそらく百匹以上倒したと思うが、その度に歯を食い縛っていたので歯が痛い。プロ野球選手は歯を食い縛る回数が凄いらしく、歯はボロボロになるという。
ひょっとしてそれと似たような種類なのかしら。
改めて、ドラクエ恐ろしや。

振り込め詐偽、とかオレオレ詐偽とかのネーミングの凄さはさて置き、高校生が1ヶ月で億単位の金を使った、というニュースにびっくり。世の中の人間が1ヶ月で億単位の金を使えば、凄いだろうな、と想像してしまった。それにしてもその高校生の億金の使い道は、悲惨としか言いようがない。

でもやっぱり、金がある→豪遊したい、という考えはノーマルなのでしょうね。私の場合、金がある→CD買うぞ、というのはもっと悲惨だな、と改めて思った次第。あ、金はないですよ、念のため。
人を疑わない、という被害者の婆さん、爺さん達の透明度にもびっくり。


2004.12.14.tue.


クラッシュのパール・ハーバー'79を聴いていた(日本独自編集版)。
この真珠湾紙ジャケを数週間前に買ったのはいいのだけれど、放置状態だった事に気づいた。クラッシュを聴くといつも思うんだけれど、今のメロコア、パンク勢のほとんどがパクリに近いという事実を痛感させられる。それにしてもパール・ハーバーの紙ジャケ素敵です。音楽的にあまり好きなタイプじゃないのだけれど、久々に聴くとなんか良いですね。3年に1回聴くかどうか、なんですが・・。ロンドン・コーリングにしても埃だらけ。

何故、私はここまで所謂「パンク」が駄目なのか、考えてみた。多分、音にポジティヴィティみたいなものを感じてしまうから。そこまで熱くなるなよ、と思ってしまう。
金八先生の卒業間際のクラスみたいな。

パンクの精神、なんて口に出して言うと恥ずかしくなってしまうが、髪の毛をツンツン立てて、ラモーンズのTシャツと、バッジをつけた革ジャンを着て、アクセサリーはクレイジー・ピッグ、靴はラバーソウル、な感じの人を発見すると、あぁ潔いな、と思う。で、顔が真っ赤になってしまう。

民族衣装や、極彩色を散らばせたサイケなヒッピーさんはあまり見ないがそういう人を見ると、どうなるのでしょう。見てはいけないものを見た、という感じなのでしょうかね。

そういう取りとめのないことが、頭の中を過ぎりまくった一日でした。


2004.12.13.mon.


なんてこったい、日曜日のトヨタ・カップ、楽しみにしていたのにすっかり忘却の彼方だった。
日曜はほとんど珈琲と煙草で空腹を凌いだ。最近はほぼ毎日のように親から電話がかかってくる。どう?って聞かれてもねぇ、、、
その度に○○したくなるけれど、実はもっと悲惨なのが携帯電話。
正直、解約してやろうか、と思う。必要ないような気がしないでもない。履歴を見て唖然とした。自殺したくなった。

あのですね、電車等に乗って周りを見渡すといつも不思議に思うのです。周りの人々のほとんどが携帯をピコピコ押しているのだ。あれはメールを打っているのだろうか。それとも暇潰しにゲームをしているのだろうか。もしメールを打っているのならば、問いたい。何をそんなに話したいことがあるのか、と。純粋に興味がある。
『私さぁ、今電車乗っているんだよねー(絵文字)。今日は〜があって、○○と
××してたんだけど、彼ってさぁ、超ダサくて、自分でイケてるとか思ってるんだろうけど、それがまた超ウケるんだよね(絵文字)。そういえばすんごく美味しいお店発見しちゃったんだけど今度いこーね(はぁと 』(女ver.
とかピコピコ打っているのかもしれない。ごめん、今時こんな話し方する人いないと思う。そう想像してしまうのです。

だいたい私は携帯電話を携帯しない。大体は。電話はかかってこない、かけない、メールも来ないとなれば一体何に使うのでしょ、と。ほとんど時計になっているというわけだ。

うーむ、でも実際はメールも緊急になればするし、電話が無くなり、連絡は文通で、なんてなるとそれはそれで不便なので、こういう状況が続いている。あ、いや、文通って素敵ですよね。
『おれと連絡とりたければ素敵な手紙を寄越せ』と知人に言えば、まず間違いなく手紙は来ないし、親からはブチ切れられること必至。

話は変わって、最近拉致問題が繰り返し報道されているが、この約
2年間の報道で一番特をしたのは誰か、を暇だったので考えてみた。
拓殖大学教授(訂正→早稲田?)の重村さんじゃねーの、という結論。先日のサンプロで阿部(自民
:幹事長代理)さんに『私が信用している評論家は重村先生だけです』とか言われてたし。下世話な話、ギャランティーはどれくらいなんざましょ。

なんか最近日記が適当だ。
特に文体が。



2004.12.12.sun.


寝ている途中、頭がキーンとして急に鼻血がだらぁ〜と流れてきて目が覚めた。最近よくある。別にエロい妄想を頭の中で繰り広げているわけでもない。この前もバイト中に頭がキーーーンとして気が付いたら鼻血が流れてきた。ちょっと危ない気もするが、こういう事を深く考えてもしょうがない。で、面倒なので適当に拭いて寝た。起きると手が血だらけだった。なんじゃこりゃー、と叫びたかった。

中島らもの『今夜、すべてのバーで』の一節にこんなのがある。
『生命保険のパンフレットにあるような人生設計を立て、酒を断ち煙草を断ち、自然食を摂り、ヨーガを学びしていても、人の生き死にに時間の保証はないのだ。健康に良い玄米食を摂っているところに、オートバイにまたがった松おばさんが戸を破って突っ込んでこない、とは誰にも言えないのだ』

オートバイにまたがった松おばさん、っていうのが素敵ですね。
いやそうじゃなくて、こういう捻くれた考え方はとても賛同してしまう私のような人間はやはり、体の調子が悪くなろうと知ったこっちゃない、と思ってしまうのだ。

『今日しなくてはいけないことは明日する。今日飲める酒も明日の分の酒も今日のうちに飲んでしまう。これがおれの選択だった。』

嗚呼嗚呼。



2004.12.11.sat.


非常におセンチな気分になった日でした。

久々に素敵な夢を見た。どんな夢か例の如く覚えていないのがくやしい。そして必ず目覚めがやってくる辺り、虚しさも伴う。夢なんて素敵でも最低でも関係ないのだ。
というわけで、ビートルズを聴いた。FOR SALE。
はっきり言ってラバーソウルと同じぐらい好きだ。ジョン・レノンの声はハミルやワイアットに匹敵するぐらいに好きなのだけれど、やっぱり何回聴いても唸ってしまう。この声には意味のない嫉妬をしてしまう。

そしてさらに意味もなく大学2回生の頃に戻りたくなった。
私にとって大学生活は暗黒時代の始まりのような気がする。高校までもそれはそれで悲惨だったのだが、まだ三途の川を渡ってはいなかった。で、こういう後悔をするという事はひたすら非生産的で無意味で、空しいことは百も承知なのだけれど、どうも時々こういう時期がある。

というわけで、そんな煮えかえらない気持ちを抱え、バイトへ。ぶっちゃけた話、夢の内容はなんとなく覚えている。何処か懐かしい気持ちを起こさせる夢だった。バイト中、ぼーっと考えていた。非生産的に。ずっと。
気が付けばサンデーモーニング。



2004.12.10.fri.


煙草を一日一箱(以上)と珈琲を一日10杯(以上)飲むのが習慣だったのに加え最近は毎日一本ビールを飲んでいる(何本でも飲めるがお金の問題があるので)。
そして、漬け物を切らさないように心掛けながら毎日を生きています。漬け物は野沢菜、茄子の浅漬けが一番好ましいが、この際何でもいい。で、真夜中に漬け物を摘みながらビールを飲む。
多分最近はこの時間のためだけに生きている。


外に出てみれば何処も彼処もクリスマス・ムード一色だ。
コンビニでは山下達郎のきっと君は来ない〜♪の曲が頻繁にかかっている(タイトルが思い出せない)。それとレムじゃなくてワム!のラスト・クリスマス。
クリスマスは好きでも嫌いでもないのだが、2日あるのだけは昔から違和感があった。前の日(イヴ)って一体何なのだろう。
キリストが生まれる前の日ってことならば、私の誕生日にもイヴがあるはずである。
いや、かなりどうでもいい。実は今さっき思ったので書いた。


2004.12.9.thu.


煙草を買いにいこう、と自販機のところへ行くと、毎日のように隣の家の扉のところで太った猫がずでーんと座っているのを発見する。
猫の生活って良いなーと思って近くで手招きをしてみせたが、猫は全くもって微動だにせず、私をじっと見つめている。さらに手招きをするが、一向にフンっと言った表情で相手にしようとしない。可愛くない奴め、と独り言を呟き部屋へと戻った。

夜、一人でビールを飲みながら聴くマイルスのバグス・グルーヴは最高だ。特にタイトル曲(take1の方)のモンクのピアノ・ソロは唸ってしまう。うーむ、と思ったのも束の間、なんだか親父みたいだなと思い、フフンと言った。
うーむ、とフフンの違い。そういうわけでグルーヴィーを聴いた。今日はグルーヴィーな日。

さて、今日もこれと言って日記として記す出来事はない。
近くの百貨店で本を1冊買っただけだ。ツルゲーネフの初恋とディッケンズのクリスマス・カロルを買おうかな、と思ったけれどさすがにタイトルが恥ずかしいので止めた。こういう本はアマゾンに限る。

その百貨店の1階は化粧品系の売り場になっている。
その化粧品売り場の女性がなんとも気取った雰囲気で鼻につく。いや、それは私の勝手な思い込みなのだが、とりあえず臭い。資生堂やらシャネル、マックスファクターやらの化粧品、または香水の匂いがごちゃ混ぜになって襲い掛かってくる。それらの幻覚は私に、お前はさっさと出てけ、と言っているようで私も足早に1階を通り過ぎる。頭の中ではバド・パウエルのクレオパトラの夢が鳴っているような感じだろうか。とりあえずHURRY UPって感じかな。
化粧品売り場ではクレオパトラの夢をかけて欲しいね。

うん、それだけの話です。書くことがないのです。


2004.12.8.wed.


先々週のRECOMMENDでデイヴィッド・ガーランドのアルバムを紹介したが、なんと本人からメールが来ていました。びっくり。

今日も見事に時間の経過が早く感じられた。(ドラクエ・ネタばかりで恐縮だが)毎日ラナルータを唱えまくっている気分だ。
夕方、父親から非常に有難い就職活動激励(怒)電話がかかり、私のテンションはこれから冬の気温に向かっていくかのように下がりっぱなしである。暖房は一向に効かない。彼らの言わんとしている事は非常によく分かる。それは親の立場になれば明らかだ。

そういえば、横田めぐみさんと思われる遺骨の
DNA鑑定の結果、別人であるという事が判明したらしい。家族の方も当然ながら怒っていた。私からすればそんな北朝鮮の対応より、小泉さんのコメントの方が毎度ながら腹が立ってくる。いつもたっぷり時間をかけてコメントするが、いつも出てくる言葉はくだらん言葉ばかり。
『誠意ある・・・・・・(
10秒ぐらい)対応を・・・・・(7秒ぐらい)求めていかなければ・・・・・(3秒)いけませんね・・・・・・』
時間は有効に使ったほうが宜しくてよ、小泉さん。

ジョン・レノンが急逝した日は確か
128日だったかな。で、生まれた日はいつでしょう?と、自分に問うてみると分からない。
死んだ日より誕生日を覚える方が断然に素敵だ。
私は仏教徒でもないので法事とかも大嫌いだ。誕生日を覚えましょう。そういえば、クリスマス・シーズンのせいか、
WAR IS OVERが頻繁にかかっています。これも、なんだかなーという感じです。今ではメッセージ、音楽云々というより、恒例BGMとなっているからです。でも、クリスマスはルンルン♪とした気分で過ごしたいものですね。途中から口調が変わってしまいました。あーめん。

追記:私は
WALLS AND BRIDGESを聴いています。ぶっちゃけこれが一番好きです。GOING DOWN ON LOVE


2004.12.7.tue.


日曜日に更新すると書いておきながら、水(木)曜日になってしまった。ドラクエはほぼクリアしていてあまりやっていないのだけれど、何故かHP更新のサボリ癖が出来てしまいこうなった次第。

最近はテレビ画面との睨めっこの日が続き、頭が絶えずボーッとしている。
PCと睨めっこだとそんなに苦痛に思わないが、さすがにテレビは厳しい。サブリミナル効果でもあるんじゃねーか、と思うぐらいに頭が痛い。

そんなわけで、外出してみると心地良い。
思えばもう冬服でないと厳しい寒さだが、そんな寒気も気分転換には良薬になる。と言っても結局行くところは無く、ぶらぶらとしてからすぐ家に帰った。スーパーで美容院の人と偶然出会ったが、こういう所で中途半端な知り合いに出会うというのはなんとも困惑するものである。
一人ですか?と尋ねられたり、この辺に住んでいるんですか?とかのくだらない会話を交わし、特に挨拶もせずその場を去った。とりあえず、おでんとビールが飲みたかったのでそれらを買って帰った。一人で飲むビールは味気ない。これから一人で飲む時はビールは止めて、ウイスキー系にしようか悩み中。


2004.12.6.mon.


さて、ドラクエのおかげで日時の感覚がまるでない。今日は一体いつなのだろうか、一体いつ12時を回ったのか、一体私はいつ眠って、いつ起きたのだろうか、という様々な事象が非常にどーでもよくなってくる。
というわけで、今日は
6日なのね。月曜日。

ふむ。恐るべし、ドラクエ魔術。
はっきり言って
8はなかなか面白い。67はやっていないので分からないが、2〜5までとはいかないが、これはなかなかいい暇潰しだ。
メタルキングやはぐれメタルを倒しすぎて、夢にまで出てきた。夢に出て、すぐ逃げられる。私は追いかける。その後は知らない。
追いかける夢というのも新鮮だ(
4日の日記参照)。
追いかけるほど逃げていく、という恋愛法則のようなはぐれメタルに乾杯。


2004.12.5.sun.


どうも毛嫌いしながらも、たかじんのそこまで言って委員会(関西限定?)を見てしまう。嫌いなものほど見たくなる、という心理はなかなか興味深いものだ。

で、今回は社民党の福島党首が出演していた。案の定攻撃されっ放しで、段々可哀相に思えてきた。
理想と現実の狭間で、社会主義と資本主義の狭間で、男と女の狭間で、強者と弱者の狭間で、戦争と平和の狭間で、、
なんとも悲惨なことよ。

日本は核武装すべきか否か、というのがテーマだった。なんてナンセンスなテーマなのだろう、と思ったが『すべき』と答えた人も結構いて唖然としてしまった。で、そういう人が言うのは相変わらずの『抑止力』『国力顕示』という理由で、またもや唖然。国家のエゴイズムというのは個人のソレより比較にならないほど悲惨である。そしてそれを理想論だと言う人がこの世から消えればもっと世界は平和になるのになぁ、と思ったのでした。
大杉栄の言葉が頭を過ぎる。

 お互いに
 君と僕と恐れている。

 お互いに
 君は僕に対して、僕は君にに対して、
 自分を保護するために、
 ここに社会という組織を作った。

 君は僕の敵だ。
 僕は君の敵だ。

 君は僕がやるに違いないと思い、
 僕は君がやるに違いないと思う、
 あらゆる悪意と暴行に対して、
 民法や刑法の幾千箇条を定めた。

 これが
 君と僕の社会だ。
 君と僕の監獄だ。




2004.12.4.sat.


睡眠は一番の現実逃避だ。
夢の世界が現実だったらなぁ、と思ったが夢は夢で悲惨だった。
どんな夢かは覚えていない。とりあえず、何かに追われる夢だった。

一回こんな夢を見たことがある。
殺人犯に追われて、私は犯人の顔も知らずに逃げるのである。とことん逃げた果ては、友人の家だった。なんとも救われた気分だ。
しかしありきたりに、その友人が殺人犯だった。
その後は覚えていない。これを誰かに言うとミステリーの読みすぎだ、と言われた。
とりあえず私は何かに追いかけられる夢をよく見る。
ユングならなんて言うだろう。私の普遍的無意識には「逃避」があるのだろうか。


2004.12.3.fri.


起きたら朝の10時だった。
起きた時が勝負である。その日の気分が左右される。なんとも今日は、とても清々しい気分で、カーテンをシャっと開けることができた。気分が違う時は、カーテンを開ける音までもが素敵だ。
そして素晴らしい青空だ。『この素晴らしき世界』を思わず口ずさみたくなるような青空だ。I SEE SKY THE BLUE〜♪
ふむ、どうやら頭の方は少しおかしいようだ。
ルイ・アームストロングが歌っている曲しか知らないので、いつもそれが頭の中で鳴る。あのぶっといダミ声で歌われるとたまんない。昼間っからビールが飲みたくなる。ルイ・アームストロングを聴きながら外に出てビールを飲むのって素敵だろうな、と思った。

最近はジャズしか興味がないぐらいにジャズしか聴かない。(あ。でもデヴィアンツだけは聴いている。)この前はMJQのジャンゴを聴いて人知れずエンエン泣いた。多分、泣いたと思う。ミルト・ジャクソンのヴァイブが優雅な魔法のようで、ジョン・ルイスのピアノが涙腺をモロに刺激する。多分。これを聴いた後、ミシェル・ルグランのマイルスが参加したジャンゴも凄く良く感じられてくる。哀愁とはこの事を言うのだ。世の中は、ジャンゴだ。
(因みに、この曲はジャンゴ・ラインハルトに捧げられた曲である)

アイラーのTRUTH IS MARCHING INまでもが頭の中で響いている。祝福的な気分だ。何でもできそうな気もする。勇ましいマーチとともに。

というわけで、久々に美容院に行った。
就職の話題もなんのその、気分は良好だ。ただ、美容院でいつも困るのがシャンプー。仰向けのシャンプーはどうも苦しい。息を止めてしまう。すると苦しくなって息をするしかしょうがなくなり、呼吸不全に陥る。シャンプーが終わるとハァハァ言っている。

私の髪を切ってくれている店長さんは2児の父親らしい。
上が男の子で下は女の子。3歳と1歳。
今が一番可愛い時期だろう。
将来、私のようにならない事を祈るのみだ。

2004.12.2.thu.


アルバート・アイラーのラスト・ライブをずっと聴いている。
このまま死んでしまいたい、ような気がしないでもない。私の場合、死にたいなんて願望は一過性のもので実に可愛いものである。幼児があれ買って、これ買って〜とダダをこねるのと同じレヴェルだと思う。
そしてそれはやはり甘えだと思う。でも死にたいと甘えることは時々素敵に感じられるのだからどうしようもない。脳内がそうなるのだ、自然と。
今がたまたまその周期というわけで、とりあえずこういう時は何もしない。で、とりあえずとことん落ち込んだらいつの間にか治る。何事もなかったように。
んで、アイラーは癒しになる。
『破壊せよ、とアイラーは言った』は中上健次の本だが、アイラーと破壊とはあまり関係ないように思う。(ちなみに読んでないので知らないけど。)創造のための破壊という感じではないぞ。アイラーは。

ちなみに今日もひたすらドラクエ。
はぐれメタルを必死に探し回っていた。これは虚しい。
15分に1回のエンカウントで出会うが、ほとんど逃げられ、一人でぶち切れていた。
会いたくても会えない恋人達の思いだ。ああ、はぐれメタルや。

すでにプレイ時間が60時間になろうとしている。ストーリー自体はまだ中盤なのだけれど。一体私はいつになったらストーリーを進めるのだろうかね。
多分3日ぐらいしかやっていない。60時間を3で割ると、20時間になる。ん、一日って何時間だっけ?

2004.12.1.wed.


昨日の続き)
またしても、会話は音楽、映画、その他もろもろ。
注意深く聴いていたわけではないが、隣の客の会話は携帯の着メロの話。自分達は崇高なお話をしているのだ、という阿呆らしい意識は毛頭ない。
ただ、周りの客が恋話等にうつつを抜かしているのに対し、私達の会話は60年代のヒッピー・カルチャー、革命、バブル期の銀行がどうたらこうたら話していると寂しさもそれなりに感じられるわけである。
一番最悪な話題が「これからの進路」。この世の暗黒である。
はっきり言ってこの話題だけは酔いから覚める。


話題はコンビニでかかる音楽についてに変わり、オレンジレンジというのがその居酒屋でかかり、私は友達に『俺、これ大嫌いやねん』と言った。
その時丁度シーンとなった。つまり、隣の客の会話も途切れたところにタイミング良く私がそう言ったのである。2秒後ぐらいに隣の客がオレンジレンジの音楽に合わせて歌い出した。
ちょっとバツが悪かった。
その隣の客は最後の方に『俺はもう恋なんてしないっすよ』と言っていた。ちょっと笑ってしまいそうになった。失敬。

眠気も最高潮(何せドラクエ真っ最中だから)、酔いは寒気でぶっ飛び、虚しく明け方私達はお家へ帰りましたとさ。
そして駅を寝過ごした。
忘年会も寝過ごして新年会!

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