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頭脳警察

ピーナッツ・バター、モジョのバンドで活動していたパンタ(中村治雄)が、TOSHI(石塚俊明)と組む。その当時のスパルタクス・プントというのが前身。1969年に再度結成したのが頭脳警察だった。
因みに頭脳警察というバンド名はフランク・ザッパの『
WHO ARE THE BRAIN POLICE?』から。
1970年からライヴ活動を中心に活動していき、その過激さを受けて知名度も高まっていく。

1972年 『頭脳警察T』(ライヴ録音)。(発禁処分→自主制作→2001年再発)
1972年 『頭脳警察セカンド』 発表。(2ヵ月後発禁。)
1972年 『頭脳警察3』 発表。(放送禁止)
1973
年 『誕生/頭脳警察』 発表。
1973年 『仮面劇のヒーローを告訴しろ/頭脳警察』 発表。
1974年 『悪たれ小僧/頭脳警察』 発表。
1975年 解散へ。その後、PANTAソロへ。

1990
年 『頭脳警察7』 発表。(再結成)
1991年 『LIVE IN CAMP DRAKE/頭脳警察』 発表。
1991年 『歓喜の歌/頭脳警察』 発表。
その他、ライブ、ベスト作(
2作)、DVDも近年発表されている。

ベスト作発表時、再結成についてのPANTAのコメント。
『俺たちが、今回の新曲を誰に聴かせたいかというと、かつて世間を騒がせ、国家解体なんて叫んでた奴らになんだ。てめえらいったいなにやってんだい。組織、資本の中であくせく働いて、赤ちょうちんに出掛けて
"今の若い奴ら"はなんてクダを巻いている。また、いまだに内ゲバなんてやってる奴もいるしね』

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所謂過激と言われるバンドの多くが見せかけだけなのに対し、頭脳警察は知性的であったことに尽きると思います。やはり初期の3枚がお薦めです。PANTAのコメントにもあるように、次第に音楽性を重視していきます。
私のような
70年代を過ごしていない人間からすると、かなり新鮮なのでしょーが、あの時代、60年代から『革命だー』と叫んでいた人々、所謂全共闘世代の人が今1stとか聴くと、恥ずかしくなっちゃったりするんでしょーかね。つーか、あいつら何処に行ったんだ。まじで。
悲しいかな、時代の風化というものを感じてしまいます。

 

頭脳警察T

PANTA(中村治雄) -guitar
TOSHI(
石塚俊明) -percussion
1972年発表の1stアルバム。→レコ倫の審査にひっかかり、カッティングの時点で発禁状態に。1975年自主制作により600枚限定発売。予約者には解散ライブの12月31日に発送された。
歌詞のキワドサから金輪際正式なリリースは無理と思われていたこのアルバムが2001年正式に発売された(なんと紙ジャケまでもが2002年発売に。↑のジャケは紙ジャケ仕様。)。
1972年1月9日の京都府立体育館、(日時不明の)東京都体育館でのライヴ録音。PANTAの弾き語りとTOSHIのパーカッションによるシンプルな構成。
『試験、試験、期末試験、実地試験、中間試験、入試阻止』というマイク・テストの声、そして爆竹の破裂音から始まると言う時代を感じさせる幕開けである。M1は共産主義者同盟赤軍派、日本委員会、上野勝輝のメッセージを声高に宣言(叫ぶ)するこのアルバムの入り口であり、すでにハイライト。勿論この後もハイライトなテンションを保ちつづけたまま特攻(?)する。M2はドイツの詩人ブレヒトの詩を採りあげたブギー調の作品。M4はヘルマン・ヘッセの詩に曲をつけたバラード。M7はジローズの『戦争を知らない子供達』(1970年)の替え歌パロディ。
TOSHIのパーカッションが躍動感を生み、PANTAの歌を過激にエスコートしていく。これほどのシンプルな編成にも関わらずここまでテンションを高めていけるのは、凄いの一言である。
(まぁ、こういうアルバムは聴かなければわからないので。)
M1,イントロダクション〜世界革命戦争宣言
M2,赤軍兵士の詩
M3,銃をとれ(Part1)
M4,
さようなら世界夫人よ
M5,暗闇の人生
M6,彼女は革命歌
M7,戦争しか知らない子供たち
M8,お前が望むなら
M9,言い訳なんか要らねえよ
M10,銃をとれ(Part2)
先ず、歌が下手だ。演奏も下手。そういうところをどーでもよくさせるマジックを持っていないと、こういうバンドは成り立たない。で、そういうところを勘違いした阿呆なパンク・バンドが現在の日本に後万といるのは置いておき、この頭脳警察の1stこそがそのマジックとロックの本来持っていたであろう煽情的な攻撃性が目一杯詰め込まれた奇跡的邂逅である。
また、観客の存在が救いだ。こんな歌詞、歌を孤独なスタジオで録音したならば、空虚感よろしく、何をやってんだ的ムードだったに違いない。ライブだからこそ出来た「世界革命戦争宣言」の叫び、である。
銃をとった頭脳警察の、一触即発のスリル溢れる快演。日本のロックの裸の赤ちゃんが生まれた瞬間である。その裸の赤ちゃんが成長すると、銃を置くのでしょうか、ブルジョワジー諸君。うーん、虚しいですよね。

 

 

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