FRANK ZAPPA

19401221日、アメリカ、メリーランド州ボルチモアに生を受ける。本名フランク・ヴィンセント・ザッパ。(FRANK VINCENT ZAPPA
1950年頃にはカリフォルニアに移住。幼い頃は、50年代のロックン・ロール、ブルースを愛聴する。そして、最も影響を受けたとされるのがストラヴィンスキーや、前衛音楽家エドガー・ヴァレーズであった。高校、大学時代はクラシック、作曲等を学ぶ。

高校の頃ブラック・アウトというバンドを組んだのが最初で、彼はドラマーでもあった。この頃ドン・ヴァン・ブリード(キャプテン・ビーフハート)とも出会う。高校卒業頃、ギタリストに転向、1963年ザ・ソウル・ジャイアンツに加入、1964年にはマザーズと改名しバンド活動に勤しむ。

1965年に彼等の演奏を見ていたトム・ウィルソン(MGM)がいたく気にいり、彼等は契約を結び、1966年、驚異的なデビュー・アルバム『FREAK OUT』を発表する。1969年にマザーズは解散するも、彼はその後も数々の作品を生み出していく。

1980年代半ばから、彼は自分が癌に冒されていることを知る。その後は言わずと知れたもので、闘病生活の傍ら、スタジオ・ワーク中心に創作活動を続けていった。そして、彼の集大成でもある、またクラシックと言っても過言ではない傑作『イエロー・シャーク』を1993年に発表。
結局イエロー・シャークは彼にとって遺作となり、
1993124日、彼は帰らぬ人となった。

彼の活動は音楽だけに留まらなかったのも周知の通りで、彼は非常に政治的な人間でもあった。反戦メッセージ、中絶に関するメッセージ、常に政治的なメッセージを発信し続け、またはコンサルタント会社も設立している。

彼が生きていれば、現在のアメリカをどう見ていたのだろうか。

ちなみに、参考HPは、
フランク・ザッパの○△□ (
http://homepage.mac.com/club_k2/zappa/index.html
公式
HPwww.zappa.com

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20世紀を代表する偉大な音楽家と言っても過言ではないほどの偉人、怪人です。
生前の作品枚数は
50枚以上。とてもじゃないですけど、全部聴いていません。
難解と宣伝文句を付けられてディストリビュートされがちですが、(全部聴いていないんですけど)そんなに難解ではなく、何でもアリ的な音楽の楽しさを多角的な視点から教えてくれるアーティストでもあります。
自称音楽ファンを名乗るものにとっては、避けて通れない人でもあり、自称音楽ファンと名乗らない人も彼の音楽を聴けば、新しい世界が見えてくるだとうと思います。
入りやすさはダントツに『
HOT RATS』。
個人的なお薦めは、原点でもある『
FREAK OUT!』、『UNCLE MEET』。

 

FREAK OUT!

RAY COLLINS -lead vocalist,harmonica,tambourine,finger cymbals,bobby pin & tweezers
JIM
 BLACK -drums (also sings in some foreign language
ROY ESTRADA -bass & guitarronboy soprano
ELLIOT
 INGBER -alternate lead & rhythm guitar with clear
ALL
 SELECTIONS ARRANGED. ORCHESTRATEDAND CONDUCTED BY FRANK ZAPPA
PRODUCED
 by TOM WILSON
1966年発表のマザーズ・オブ・インヴェンション名義の1st。
本作以前の録音も現在は発表されている。LPは2枚組み、CDは1枚。
それにしても、デビュー・アルバムで2枚組みですよ。(ちなみにMAGMAも)そして、この内容。
フリーク・アウトとはザッパのメッセージの中でも特に重要なものである。(なにせ、内ジャケに意味も書いてあるぐらい)フリーク・アウトの一般的な意味は、道徳規範、保守的な呪縛から逃れること、それらを捨て去ることである(多分)。そして、ここでの意味はそれらを含めた上で、創造することだ。
このアルバムはまさしく、フリーキング・アウトしたもので、ザッパ流のジョーク、途方もないザッパの音楽アイデアが詰まったザッパの原点である。ちなみに、ザッパはあまり演奏に関っていないようで、ここでのクレジットは上記の通り、コンダクター(指揮)となっている。この辺も面白い。(その辺の説明も、ジョークを踏まえつつ内ジャケに記載されている)
サウンドの方は、コラージュ、ロック、ジャズ(?)、ブルーズ、現代音楽、ポップ、ミュージック・コンクレート、ドゥーワップ、何だかよく分からないが、多分いろいろ詰まっている。
M1,HUNGRY FREAKS,DADDY,
M2,A
 AIN'T GOT NO HEART,
M3,WHO
 ARE THE BRAIN POLICE,
M4,GO
 CRY ON SOMEBODY ELSE'S SHOULDER,
M5,MOTHERLY
 LOVE,
M6,HOW
 COULD I BE SUCH A FOOL,
M7,WOWIE
 ZOWIE,
M8,YOU
 DIDN'T TRY TO CALL ME,
M9,ANY
 WAY THE WIND BLOWS,
M10,I'M
 NOT SATISFIED,
M11,YOU'RE
 PROBABLY WONDERING WHY I'M HERE,
M12,TROUBLE
 EVERY DAY,
M13,HELP,I'M
 A ROCK,
M14,IT
 CAN'T HAPPEN HERE,
M15,THE
 RETURN OF THE SON OF MONSTER MAGNET, 雑派は最初にこの曲を聴いてM1に戻れと仰っているようです。(解説より)
もちろん、私も最初にこのアルバムを買って聴いた。(それが適当かどうかは未だ分からない)そんで、びっくりした。なんじゃーこれ、と。スージー・クリームチーズという名前だけが妙に印象に残り、謎めいたアルバムだな、と思った。数回聴いているうちに、最初は気色の悪いコーラスでしかなかったコーラスも何故か心地の良いものとなった。さらに、数回聴いていると詩に興味を持ち、訳詞を読んだ。何処まで本気でどこまでがジョークなのか、見当もつかなかったが、それも今ではどうでもいい。
このアルバムは、多分そんなアルバムだ。いつの間にか、ポップに感じられることだろう。聴く度に、ザッパが魔法をかけてくれるかのようである。今では、ザッパは魔法使いであることを信じて止まない。スピーカーが壊れるぐらいの大音量で聴くべし。
そういえば、家に来ていた妹がこれを聴いて、『格好いい』と言ったのは空耳だったのだろうか。

 

UNCLE MEAT

THE MOTHERS -at the time of this recording were:
FRANK
 ZAPPA -guitar,low grade vocals,percussion
RAY
 COLLINS -swell vocals
JIMMY
 CARL BLACK -drums,droll humor,poverty
ROY
 ESTRADA -electric bass,cheeseburgers,pachuco falsetto
DON
 (Dom De Wild) PRESTON -electic piano,tarot cards,brown rice
BILLY
 (The Oozer) MUNDI -drums on some pieces before he quit to join RHINOCEROS
BUNK
 (Sweetpants) GARDNER -piccolo,flute,clarinet,bass clarinet,soprano sax,
  alto sax,tenor sax,basson(all of these electric and/or non-electic depending)
IAN
 UNDERWOOD -electric organ,piano,harpsichord,celeste,flute,clarinet,alto sax
  baritone sax,special assistance,copyist,industrial relations & teen appeal
ARTIE
 (With the Green Mustache) TRIPP -drums,timpani,vibes,marimba,xylophone,
  wood blocks,bells,small chimes,cheerful out-look & specific enquiries
EUCLID
 JAMES (Motorhead/Motorishi) SHERWOOD -pop star,frenetic tenor sax stylings
  
tambourine,choreography,obstinance & equipment setter-upper when he's not hustling local groupies
special thanks to:
RUTH
 KOMANOFF who plays marimba and vibes with Artie on many of the tracks,and
NELCY
 WALKER the soprano voice with Ray & Roy on Dog Breath & The Uncle Meat Variations.

ALL
 COMPOSITIONS WRITTEN BY FRANK ZAPPA,EXCEPT M7 BY RICHARD BERRY.
PRODUCED
 by FRANK ZAPPA
1969年発表の通算6th(マザーズ名義では5thアルバム)。
映画のサウンドトラックとして製作されたが、その映画は未完となる(しかし後に映画化、筆者未観)。2枚組みの大作。CD化に際して、DISK2のM1〜M3がボーナス・トラックとして追加。だがM1,M3は映画のセリフをそのまま入れたもので、それだけで40分以上ある(飛ばしましょう)。M2は80年代に録音された曲。
申し訳ないがザッパの言葉を引用する。
「このアルバムの各歌の歌詞は、ちょっとした一言、夢、神経症のうわごと、バンドのメンバー以外誰も笑える人がいない内輪のジョーク、そしてあまり関連のないその他の素材などから、科学的に作成された。歌詞の内容はすべて"たいへんにまじめ"で、アンダーグラウンド・キャンディ・ロックのサイケデリックな重要性をたっぷり含んでいる。(本作は、基本的にはインストゥルメンタル・アルバムである。)」(FRANK ZAPPA)
ブックレットに記載されたこの言葉の通り、歌詞の内容はあまりに素っ頓狂でナンセンス。(どこが「たいへんにまじめ」なのだろう・・・。)逆にザッパらしさを感じる詩ではある(それに、内輪のジョークと言いながらも笑えるし)。政治的なメッセージがないのでその分曲に集中できるという意味合いで、ザッパはこのアルバムをインストゥルメンタルであると断言しているのであろう(もしくは声の楽器化)。
DISK2の大傑作「キング・コング組曲」は後に様々なアーティストにカヴァーされている(レジデンツもカヴァー)。
M1,UNCLE MEAT:MAIN TITLE THEME
M2,THE
 VOICE OF CHEESE
M3,NINE
 TYPES OF INDUSTRIAL POLLUTION
M4,ZOLAR
 CZAKL
M5,DOG
 BREATH,IN THE YEAR OF THE PLAGUE
M6,THE
 LEGEND OF THE GOLDEN ARCHES
M7,LOUIE
 LOUIE (at the royal albert hall in London)
M8,THE
 DOG BREATH VARIATIONS
M9,SLEEPING
 IN A JAR
M10,OUR
 BIZARRE RELATIONSHIP
M11,THE
 UNCLE MEAT VARIATIONS
M12,ELECTRIC
 AUNT JEMIMA
M13,PRELUDE
 TO KING KONG
M14,GOD
 BLESS AMERICA (live at the Whisky A Go Go)
M15,A
 POUND FOR A BROWN ON THE BUS
M16,IAN
 UNDERWOOD WHIPS IT OUT (live on stage in Copenhagen)
M17,MR.GREEN
 GENES
M18,WE
 CAN SHOOT YOU
M19,"IF
 WE'D ALL BEEN LIVING IN CALIFORNIA..."
M20,THE
 AIR
M21,PROJECT
 X
M22,CRUISING
 FOR BURGERS
M1,UNCLE MEAT FILM EXCERPT PART T
M2,TENGO NA MINCHIA TANTA
M3,UNCLE
 MEAT FILM EXCERPT PART U
M4,KING KONG ITSELF
M5,KING
 KONG U
M6,KING KONG V
M7,KING KONG W
M8,KING KONG X
M9,KING KONG Y
それにしてもなんというアルバムであろうか。このアルバムは個人的にザッパの音楽性にぶったまげた極上・最重要な一枚である。これを聴かずしてザッパという大海は泳げない。一見乱雑で取り留めがなく未整頓な感想を抱くが、全てが計算ずくのようにも思えてしまうのがザッパ・マジック。
どちらかと言わなくても室内楽的な響きが顕著(しかし内向的な室内楽のイメージとは程遠い)で、緻密なコンポジションによる音の博物館。カット・アップ、コラージュも勿論のこと多用され、音の断層を作り迷宮の如き奥深さを与える(故に中毒性もあり)。単なるヤク中が作る「サイケ」とは違い、(ドラッグ大嫌いの)ザッパは緻密な構造を以ってサイケデリックな感覚を創り出す。次作のホット・ラッツのメロディも所々顔を出し、ザッパの進化も楽しめる。
1969年・・・・、HENRY COWはUNRESTという傑作を1974年に作りあげたというのに・・・。
何でもかんでも「あまりにも早い傑作」と言えばいいのではなく、「あまりにも早い傑作」とはこのことを言うのだ。勿論カンタベリー、レコメンへの影響力は超絶大。というわけで聴いていない奴はさっさと聴いて反省すべし。

 

HOT RATS

FRANK ZAPPA -guitar,octave bass,percussion
IAN
 UNDERWOOD -piano,organus maximus,flute,all clarinets,all saxes
GUEST
CAPTAIN BEEFHEART -vocal on M2
SUGAR
 CANE HARRIS -violin on M2,M5
JEAN
 LUC PONTY -violin on M6
JOHN
 GUERIN -drums on M2,M4,M6
PAUL
 HUMPHREY -drums on M3,M5
RON
 SELICO -drums on M1
MAX
 BENNETT -bass on M2,M3,M4,M5,M6
SHUGGY
 OTIS -bass on M1
THIS
 MOVIE FOR YOUR EARS WAS PRODUCED & DIRECTED BY FRANK ZAPPA
1969年発表。ザッパ個人名義では2nd。ホット・ラッツ。通算8th(アンクル・ミートとの間にベスト・アルバムが存在するが未CD化)。
アルバム・ジャケットに写る女性は、クリスティーン・フルカで、ザッパのグルーピー(約5名)の内の一人だったらしい(後にGTO'Sと命名されデビュー)。ザッパは同年8月のカナダ・ツアー後、マザーズに限界を感じ解散を宣言した。本作は前作の『アンクル・ミート』(キングコング組曲)の方法論を推し進めたジャズ・ロック・アルバムである。盟友、イアン・アンダーウッドと組んで制作された。
ジャズ・ロックと言っても、所謂フュージョンや、インプロヴィゼーションを中心としたソレではなく、ビッグ・バンド的なアンサンブル中心の、オーケストラルな響きが特徴だ(オーケストラ風ビッグ・バンド・ジャズはワカ・ジャワカで追及)。ジャズだけでなく、もちろんロックやクラシック、現代音楽をも巻き込み、一番痛快なのが、それでいてメロディアスであるという事だ。ザッパ流クール(ホット)・ジャズ・ロック。尚、クレジットの通り今作はインスト中心で、M2に限りもう一人の盟友キャプテン・ビーフハート(ドン・ヴァン・ブリード)がヴォーカルとして参加。(またプログレ、ジャズ・ロック・ファンにはお馴染みのヴァイオリン奏者ジャン・ルック・ポンティ(仏)もあまり目立たないが参加)
M1,PEACHES EN REGALIA
M2,WILLIE
 THE PIMP
M3,SON
 OF MR. GREEN GENES  前作アンクル・ミート収録曲のアレンジ曲。聞き比べしてみましょう。面白いでっせ。
M4,LITTLE UMBRELLAS
M5,THE
 GUMBO VARIATIONS
M6,IT
 MUST BE A CAMEL
ザッパ入門用、としても語られる本作、ザッパのギターや、イアン・アンダーウッドのサックスのアンサンブル等、至れり尽せりの魅力溢れるアルバムなのだが、私自身一番魅力的に感じる所は、やはり爽快であるところだ。それは多分にM1の出だしに集約されているのかもしれない。意味もなく走り出したくなるような、そんな曲だ。まさしく音楽の真骨頂"スピリッツ・アップ"を体現させて貰える曲である。素直にこういう曲は一番音楽を聴いていて楽しい。
ザッパらしい皮肉は詩の面ではないが、この力強い曲群に当時のロックに対する批判があるような気がしてならない(ちなみに売上はアメリカでなく、イギリスで爆発的に売れたらしい)。これを聴いて次はどれを聴いていいのか途方に暮れている貴方、次は続編『ワカ・ジャワカ』か『グランド・ワズー』をどうぞ。

 

TINSEL TOWN REBELLION

FRANK ZAPPA -lead guitar & vocals
IKE
 WILLIS -rhythm guitar & vocals
RAY
 WHITE -rhythm guitar & vocals
STEVE
 VAI -rhythm guitar & vocals
WAREN
 CUCURULLO -rhythm guitar & vocals
DENNEY
 WALLEY -slide guitar & vocals
TOMMY
 MARS -keyboards & vocals
PETER
 WOLF -keyboards
BOB
 HARRIS -keyboards,trumpet & high vocals
ED
 MANN -percussion
ARTHUR
 BARROW -bass & vocals
PATRICK
 O'HEARN bass on DANCE CONTEST
VINNIE
 COLAIUTA -drums
DAVID
 LOGEMANN -drums on FINE GIRL & FIRST HALF OF EASY MEAT
GREG
 COWAN -featured in the role of eccentric well-to-do Oregonian party giver
Produced
 by FRANK ZAPPA
1981年発表のライブ盤。ティンゼル・タウン・リベリオン。
1980年の5月に新曲のシングルが発表され、このアルバムは80年代に入って初めて発表されたアルバムであり、ザッパの新たなスタートでもある。1978年から1980年までのライブ録音とスタジオ録音を混在させたもので、当時はLP2枚組みで発表された。特上幕の内弁当×2のようなヴォリュームだ。そしてザッパは同年秋にも2枚組『ユー・アー・ホワット・ユー・イズ』の大作を発表している(更には黙ってギターを弾いてくれ3枚も)。改めてザッパの創作力には脱帽せざる得ない。因みに本作からスティーヴ・ヴァイが参加している。

本作はスタジオ新録のFINE GIRLから始まる。ザッパは保守的なラジオ局向けに作った、と説明している。なるほど、詩の内容も保守的かも。ザッパ特有の皮肉的なユーモアは枯れ果てることを知らず、聴けばびっくりすること請け合い。クレジットを見て貰えれば分かるようにヴォーカルは4ヴォーカルという重厚な編成で更にはギター陣もザッパ御大を中心とする重厚な編成である。まぁ、M2のEASY MEATを聴けば明らかだと思う(ちなみにこの曲オーヴァーダブ無しだとか・・末恐ろしい)。物凄いテンション・アップを促され、ザッパ特有のヒーロー戦隊(?)のような曲調になったりと、強烈な展開が待ち受ける。小便が漏れそうな曲だな、と思いきや詩の内容もアチャーというような内容で、更には中盤(5分頃)のギター・インプロヴィゼーションはもうなんて言うか開いた口が塞がらないのです。今更ながら強烈だな、と思いました。たった2曲で降参です。
と、思いきやその他の曲もザッパ度全開である。レゲエ調のメンバー紹介『パンティ・ラップ』(ぶっ飛びます)から、観客をステージに上げてコミュニケーションを取る『ダンス・コンテスト』、レコード会社を猛烈に批判するタイトル曲まで盛り沢山。お腹一杯な気分を死ぬほど味わえます。
M1,FINE GIRL
M2,EASY
 MEAT
M3,FOR
 THE YOUNG SOPHISTICATE
M4,LOVE
 OF MY LIFE
M5,I
 AIN'T GOT NO HEART
M6,PANTY
 RAP
M7,TELL
 ME YOU LOVE ME
M8,NOW
 YOU SEE IT-NOW YOU DON'T
M9,DANCE
 CONTEST
M10,THE
 BLUE LIGHT
M11,TINSEL
 TOWN REVELLION
M12,PICK
 ME,I'M CLEAN
M13,BAMBOOZLED
 BY LOVE
M14,BROWN
 SHOES DON'T MAKE IT
M15,PEACHES
 V
このアルバムを聴き終えると実に清々しい気分になれる。
ザッパ流の渇である。そしてザッパ流の愛でもある。笑いと愛と渇とエロスが混在したザッパ究極系。そして難しくならず、考え込むこともなく、楽しもうという精神に貫かれた実に健全なスタイルだと思う。ライブ録音中心なのでかつての曲のリメイク中心ではあるが、そんな事はお構いなしに聴ける。ザッパ初心者にもお薦めなアルバムだ(私も最初の方に聴きました)。まぁ、何にせよ、楽しいのが一番ですね。
因みに本作はお馴染みのピーチズ・エン・レガリアのアレンジ『ピーチズV』(3度目の演奏だから)で締められる。

 

 

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