STEVE HILLAGE

言わずと知れた全盛期ゴングのギタリスト、スティーヴ・ヒレッジ。
そのキャリアは、デイヴ・スチュワート等と結成したURIEL(別名でCDが出ている)。
そして、KHANへと繋がり、ゴングへ加入することとなる。
ゴングから脱退し、ソロ・キャリアを歩み次第にテクノ方面(システム7)に活動の場を移し現在も活動中。


FISH RISING

STEVE HILLFISH -gitfish,fishy hymns
PIERRE MOERLIN -batterfish,drum,marimba,darbuka
DAVE STEWART -orgone,pianofish
MIKE HOWLETT -bassafish
LINDSAY COOPER -basoonafish
MOONWEED -synfish,moog,bubblefish,tambura
BLOOMDIDO GLID DE BREEZE -saxofish,indian floot
BAMBALONI YONI -fish tales,fish scales,fish bells

1975年Virsinから発表のソロ第1作。まずは、クレジットが面白い。↑
見れば分かると思うが、変名やら〜魚名に変えてしまうのも実にユーモアラス。
音はまさしく水の中を戯れるようなヒレッジのギターがサイケデリック、魚のように
戯れる。その他面々の顔ぶれももの凄いが、ゴングとは一味違ったサイケデリック・ポップ・ロックに
なっている。海の中で夢心地に過ごす気分とはこういうものかもしれない。

M1、SOLAR MUSICK SUITE。いきなりの大曲だ。ビートルズを思わせるようなポップを
様々な味付け、ディレイを駆使したギター、シンセ音の巧妙な流れにより非常に華やかに展開される。
それでいてカンタベリー・サウンド濃厚。激しいプレーも随所に見られるが、基本はやっぱりゆらゆらと
漂う気分に終始している。幻想的大曲。
M2、FISH、SEからゴング風のユーモア溢れる小品からそのまま
M3,MEDITATION OF THE SNAKE。ヒレッジの幻想的なディレイ・ギターがアンビエントに響く。
イメージは海の中そのもの。至福のメディテーション・ミュージック。
M4,THE SALMON SONG、ピエール・モエルランの
ドラムが疾走する。ヒレッジのギターが疾走感を煽る。ゴングっぽいユーモア感覚、ヒレッジのポップな歌が絡まる。
ジリ・スマイスのウィスパー・ヴォイス、リンジークーパーのバスーン、ディディエ・マレルブのサックスも曲に溶け込み
心地が良い。
M5、AFTAGLID,再び大曲。シンセ、ヒレッジのギターを中心とし、宇宙のように拡がりを見せる。
白熱のインタープレイ等も巧みに盛り込み、再びアンビエントな展開で包み、ゆっくり展開させる。インドっぽい展開も
盛り込んだりと飽きさせない。

様々な音楽が入り込んでいるが、基本の感覚はやはり宇宙のような海の上(中)で戯れるようなものだろう。
ポップで聴きやすいし、様々なメンバーのプレイのおいしさもふんだんに盛り込まれた大傑作。


 

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