2004.10.31 |
この季節になると、暖かいスープ系の食べ物が恋しくなる。 というわけで、スープ(インスタントだが)を温めようとし、鍋に水を入れ湯を沸かした。そして、何を思ったかそれを忘れて寝てしまった。 起きた時、悲惨なことになった。火事にならなかったのは不幸中の幸いだが、鍋の湯が沸騰し、さらには蒸発し、それが約5時間ぐらい続いたと思われる。辺りは、異様な匂いで息も出来ず、煙が立ち込め、真っ白になっていた。キッチンは一人暮らし用の部屋にありがちな廊下の一部で、この部屋のドアで隔てられている。自分がいる部屋とその廊下との間に違う世界を見た。 今夜は、昨年から延長されていた『西部警察』があったようだ。勿論、見ていない。 最近、一日のうち約半分以上、夢の中にいる。つまり、12時間以上は寝ています。 |
2004.10.30 |
この日記を書いている時点で、現在31日の午前10時。 イラクで人質になっていた香田さんの遺体を日本政府が正式に確認した、というニュースがつい先ほど流れた。香田さんの生死の報道は二転三転していて、30日の夕刊では身元不明の遺体を香田さんと断定と報道され、今朝(31日)の朝刊で誤報であった、と書かれていた。それで、今回の正式確認。 家族の人からすれば、二度ショックを受けたことになる。もし私が彼の家族だったなら、と考えるとなんとも言えない気持ちになってくる。一体誰を恨めばいいのだろうか。誰かを恨んで済む問題でもない、と綺麗事ならいくらでも言えるが、こういう時は誰かを恨まなければやっていられない。そう考えると誰だろう。ブッシュか小泉か、テロリストだろうか。そう考えるとますます悲惨だ。その恨みは一体何処へいくのだろう。
いろんな人を見てきた。 11月の後半にドラクエ8が出る。12月にメタルギア・ソリッドの続編が出る。 |
2004.10.29 |
正直、20世紀少年(浦沢直樹)、引っ張りすぎじゃないでしょうか。 一応、人並みに漫画も好きで、人並みにこういう漫画も読むわけなのだけれど、漫画って値段が高すぎな気がする。煙草と同じように値段が上がっていくので、次第と読まなくなってしまった。 実家には漫画が山ほどあって、いつも実家に帰る度に読み返すのが、『聖闘士星矢』。 話は変わって、最近あまり気にしたこともないせいか、18歳と20歳の違いに些か混乱する。 |
2004.10.28 |
私は別にこれと言って、ジェンダー(社会的な性の価値観)的なものに捕われて物事を考える方ではないが、いつも一つだけ確信があった。プログレ・リスナーに女性が少ないということ。これは今でも偏見でも何でもないと思っている。 今から言うことは多分に偏見的かもしれないが、どちらかと言えばロッキンオンとかスヌーザーという(個人的に大嫌いな)雑誌を読んでいる人は多いような気がする。多分UKロック好きも多いはずだ。(洋楽を聴くという人が比率的に少ないという事実はここでは考えずに)ちなみに、私はこのUKロックという呼称も嫌いだ。 例えば雑誌の話。(個人的にあまり定期的に雑誌は読まないが、)想像してみて欲しい。若い女性がユーロ・ロック・プレスやストレンジ・デイズを読んでいる姿を。全く私にはイメージできない。レコード・コレクターズやミュージック・マガジンならいるかもしれない。ストレンジ・デイズもひょっとしたらいるかもしれない。でもユーロ・ロック・プレスだけはあり得ない。 例えば、具体的に音楽の話。レディオヘッドやビョーク、オアシス、レム、マニックスとかは優に想像できる。でもキング・クリムゾンやマグマ、アレアはあまり想像できるとは言い難い。プログレほどではないが、スレイヤーとかメシュガー、ニューロシスとかも想像し難い。案外灰野敬二やメルツバウとかは想像できる。(ジャズやクラシックは結構いると思う) ここから先、持論を展開しようと思ったが、反感を買いそうなので止めておこう。 ところで、これを書いている時点で、例のイラク人質事件の期限がかなり迫っていると思われる。 最近はもう気候的には冬でしょうかね。 |
2004.10.27 |
今日はさらに、寒い一日だった。 今日も震度6弱の地震が起きたようだ。しかし、実は私の危惧していたのは、『相棒』放送中に、そういう地震が起きて報道番組に切り替わることだった。不謹慎ながら。 昼頃、部屋のドアをノックされて、不審に思いながら出てみるとガス点検の人が来た。最悪なことに、ベランダにガスのなんとかがついていたので、部屋に上がりたいということだった。そういえば、何週間か前にガス点検があるという通知があったことを思い出した。 今日は身も心も寒い一日だった。 |
2004.10.26 |
風邪のせいだろうか、煙草が不味い。 ハイライトとマイルド・セブン・プライムのメンソールのサンプルが山のようにあるのだけれど、どうも吸う気になれない。 そういえば、今日はずっと雨が降っていたようだ。全く外に出なかったので、あまり感じなかったが、結構寒い。これは風邪のせいではないようだ。 話は変わって、米大統領選挙日、11月2日に近づいている。そう言えば、その日辺りにプロ野球の新規参入企業も発表される。これは、まぁ、全く関係ないが。 MSNのニュースにもある通り、共和党ブッシュ支持が若干多いようだ。 ちなみに、日本における国内世論も恐らく、ブッシュ支持が多いと思う。これは、マスコミのプロパガンダかもしれないが、日本の国益を考えるならば、ブッシュが再選する方が日本にとって望ましいという考え方からによるものである。(ちなみに関係ないけど、外向評論家の岡崎っていうヤツはまじでウザイ) 更には、民主党のケリー陣営の政策案に、アジアに対する政策がほとんどなかった、という点も追い風になっている。これは、恐らくその通りで、アメリカの自動車産業がついている民主党にとって(違ってたらゴメンなさい)、日本との貿易を考えると、将来の日本経済の国益は、共和党と比べればかなり見劣りするのだろう。(これはあくまで一部です) つまり、日本人にとって、日本人の国益が一番重要なわけである。ブッシュ支持の意見の大方は。 どうも、この国益という言葉、胡散臭い。 |
2004.10.25 |
今日は、多分約一年ぶりぐらいに心斎橋に行った。 私の大嫌いなアメ村へ。ここは、私の偏見的に大嫌いな人種がウヨウヨといるので歩くスピードはいつもの2倍。大阪人は歩くスピードが速いと言うが、私も例に漏らさずそれで、今日はさらにその2倍。 走りだしそうな勢いだった。 結局、CD屋に行っただけで何もしていない。 西武ライオンズが優勝した。名古屋ドームは9割方ドラゴンズファンで、いつも思うことだが、勝利監督インタビューやヒーロー・インタビューが可哀相で仕方ない。きっともの凄いヤジがあるのだろう。 ちなみに、ネットがめでたく復活した。 |
2004.10.24 |
CDの安否どころじゃなくなってきた。 一夜明けて、被害の状況が拡大してきているようだ。戦争時代に逆戻りしたかのような、食料配給。 おにぎり二つで足りるのだろうか、とくだらない事ばかり頭に浮かぶ。 サンプロでも、やたらと地震のことばかりで、田原総一郎もやたらと迷惑そうに見えた。地震専門家と討論していたが、田原総一郎は歯切れが悪かった。 今日は(も)一日中暇だった。 ところで、私の風邪は一体いつ治るのだろう。 |
2004.10.23 |
新潟中越地震。 各地に台風が再来しまくって、被害を拡大させているところにまたこれだ。 ちなみに、私の父親が新潟に出張していた。電話がかなり不通で、全然繋がらなかった。結局、大丈夫だったんだけれど。 テロリストが爆弾を落とすわけでもないので、さぞや被災された人の心境は複雑だろう。自然災害ほどストレスがたまるものはない。 そろそろ、地震対策を考えなければ。 |
2004.10.22 |
金曜日。 最近は、一回読んだ本を読み返してばかりだ。というわけで、今日は太宰治の『斜陽』。 斜陽という言葉は個人的に非常に好きだ。 日本語は素晴らしい。 太宰治の本って基本的に反面教師的に読んでしまう。本で読む分にはデカダンぽくて良いんだけれど、自分もこんな生活をしてみたい、と思ったらかなりヤバイ。 キース・リチャーズを見ていて思うことと、太宰は同じところにある。 絶対にキース・リチャーズになりたくない、と思うところが私の真面目なところだ。チャーリー・ワッツならなってみてもいい。ミック・ジャガーはちょっとエセっぽくて嫌だ。ブライアン・ジョーンズは死んでも嫌だ。 私はきっと長生きするだろう。 |
2004.10.21 |
私の他愛のないドキドキ感とは裏腹、どうやら台風による被害が凄かったようだ。 京都の舞鶴や、兵庫の豊岡では川の堤防が決壊して、街自体が湖と化していた。 車もほとんど水に浸かっていて廃車状態、何でも保険も下りないらしい。もし、これが自分の身に振りかかったならば、自殺しそうな気がする。 そして、風邪をぶり返した。 ネットが止まって約1週間、ほとんど風邪をひいていた気がする。風邪というのをアリバイに、就職活動も気分良くサボレタわけである。 そして、そのお陰で、かなり本が読めた。 今日は『武器よ、さらば』(ヘミングウェイ)を読み返した。今思うと、この話って何の面白みもない気がする。戦争は何だったんだ、と。 イタリア軍の退却劇や、スイスへの逃亡のシーンは面白いのだけれど、キャサリンの死に方が納得いかなすぎて、どうも後味が良くない。 しかも、主人公と恋人キャサリンの会話が凄いし。(訳が凄いのかもしれないけれど。) |
2004.10.20 |
台風がやってくる、ヤァ、ヤァ、ヤァ! 前にも書いたが、台風がやってくる前は、不謹慎ながら非常にドキドキする。思えば、小、中学生だった頃の『警報』を待ち望む気持ちが今も着々と引き継がれているのだろう。 逆に警報が出なかった時、夜中に台風が通り過ぎて行った時の空虚感は言葉では言い表せない。もしくは、途中で警報が解除になった時、学校に行ってから警報が出た時ほど悲惨な気持ちはない。 NHKは現在の台風の状況を延々と放送している。 というわけで、大阪には夜台風が通過した。 |
2004.10.19 |
風邪は若干良くなっているようだが、鼻水は相変わらず日常生活に支障を来たすほどで、咳も終わりがない。終わりがない、と思えるような咳ほど悲惨なものはない。鼻水と併せて呼吸困難で死にそうだ。 それにしても、またもや前の台風の勢力を上回る台風がやって来ているらしい。 しかしながら、今の私は向かうところ敵なしで、そんな事はかなりどうでもいい。風邪だから。 風邪は自分を中心にする。 |
2004.10.18 |
風邪が悪化している。薬が一向に効かない。 先日から始まった予算委員会が放送されている。聴いていると、余計に頭痛が酷くなってきた。(特に南野(のうの)法務大臣の答弁。何者だろう、こやつは。) この人達の答弁がコミュニケーションに置き換えられるならば、私達の、普段、日常において行われているコミュニケーションは実に理想的で綺麗なものだ。 あまり書くことがない。 というわけで、こういう無駄なことばかり考えてしまう。風邪のせいだ。 |
2004.10.17 |
ネットが止まって4日目。日曜日。 風邪は悪化するし、暇なので世の中は複雑なのかどうか考えてみた。 人間が生きるために根源的に必要とするもの、衣食住、三大欲求、性欲、睡眠欲、食欲。気が利いた人ならば、愛と言うのかもしれない。 至ってシンプルだ。レジデンツの歌にあるようにシンプルだ。WE ARE SIMPLE。 表は極めてシンプルなのに、その裏の成り立ちを見てみると、何やら意味不明な回路で繋がっている。衣食住を提供するための労働力。衣には衣の労働力が必要で、食には食の労働力が必要だ。住も同様だ。更には衣、食とともに動物なり植物なりの生体圏も関ってくる。 一人一人のやり取りが面倒なので、管理するものが生まれた。縄張りも出来る。宗教も出来る。戦争が起こる。さらに、やり取りのために通貨が必要だ。管理されやすくするためにある者は会社を作る。そういうのが数多く出来る。数多くの衣食住をカヴァーするために。 様々な情報が生まれる。情報を統制する機関も出来る。更にはそれもやり取り(商売)される。会社を興すために資金を集めなければならない。株式。有限。お金自体が取引される。 衣食住を保護するために、保険もある。 利便化が進む。時間が余る。根源的に必要としないものも求め出す。レジャー、芸術、スポーツetc。それも取引される。会社が出来る。 全て計算して生産しようとされたりもしたが、会社自体がより大きな利益を求め、競争する。または、利便を追求したが故に、あらゆる旧式の物事が崩壊する。 より利便を図るため、コンピューターも進化する。お金の取引きも進化する。 そのお金の取引きの末端で躓いたのが私だ。 風邪のせいで頭がおかしい。 シンプルの対義語は複雑だが、同義語と言っても良いかもしれない。シンプルなものは必ず複雑で、複雑なものの根源は必ずシンプルなのだ。人間失格で太宰治が罪と罰を同義語と語ったのと同じかもしれない。今日はなかなか有意義だった。 風邪のせいで頭がおかしい。 |
2004.10.16 |
ネットがどうとか言っていられない状況になった。思いっきり風邪をひいた。 ちなみに、今夜もバイトがある。それを考えると余計に頭痛が酷くなってきた。時間にして約12時間。 病は気からと言うが、私の場合、『気』自体が病んでいるので効果がない。悪寒は酷いし、頭痛は上り調子だし、薬もちっとも効かない。お金がないので病院にも行けない。ちなみに、金があっても病院には行かないが。風邪だと分かっているのに、それを言って貰うためにわざわざ病院に行くのは馬鹿馬鹿しいといつも思ってしまう。いや、そんな事はどうでもいい。 どうして、風邪になると、自分の症状を他人に分かって貰おうと、説明するのだろう。ますます、自分が嫌になるが、変にボーっとしているのでそういう事も考えない。ジャッキー・レヴィンのソロを聴いていると、このまま死んでしまいたくなった。
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2004.10.15 |
ネットが止まって2日目。激しく暇だ。 大袈裟なくらいにネットは私の暇つぶしの一種だったのだと実感した。思えば、家にいる時は絶えずPCの電源がついていたし、PCの前に座るといつも無意識にIEのアイコンをクリックしていたような気がする。 で、それがたった二日無くなっただけで何もやることがなくなるという生活の転換。 その転換をじっくり考えていると、果てしなく憂鬱になった。 思えばインターネットは非常に便利だ。今更誰がなんと言おうとも、便利だ。何でも買える。前にも言ったようにアマゾンは冷蔵庫だって売りそうな勢いだし。 で、それが切断されて、私は先ずCDの通販が出来なくなる。梅田や心斎橋に出かける徒労を考えると、きっとCDもあまり買わなくなるに違いない。(勿論この生活が続けば。) 今日は何をやっていたかと言うと、一日中音楽を聴きながら読書をしていた。恥ずかしながら、私にはそれしか選択肢がない。友達と酒でも飲みに行こうと思い、約束したが勿論今はお金が無く、月末もしくは来月になりそうだ。 でも、まぁ、実を言うと、こっちの方が正常じゃないかという気になってきた。 もともと、ネットなんてしなかったわけだし。 よし、これを良い機会に正常な人間の生活に戻してみようと思った。 とりあえず、お金は払わなければならないので、料金センターに問い合わせをした。朝からずっとかけているのだけれど、一回も繋がらない。全て『只今、大変混雑しおります。もう一度おかけ直し下さい』になった。 |
2004.10.14 |
ここからの日記は公開されるのかどうかも分からない。 何がどうなったかは、ひたすらシンプルで、料金滞納によりネットが止められた。午前中はなんてことはなく、繋がったが、夜8時ぐらいに急に繋がらなくなった。 変な言い訳になるが、私はポストをあまり見ない。その大半、いや90%ぐらいが意味もないくだらないものだからだ。で、そんなわけでネット料金請求書も一体どの月を払っていて、払っていないのかが区別がつかなくなった。3ヶ月ぐらい滞納したってどうもならない事は知っているので、適当にまとめられた請求書が来るのを待っていた。それが来たのかどうかは不明だが、風俗チラシやピザの広告と一緒に捨ててしまったのかもしれない。これはひょっとして、利用停止ではなく契約解除なのかもしれない。 とりあえず、その会社に連絡してまとまった請求書を送って貰う他ない。 社会人としてあるまじき行為だ。 私は何にしろ、こういう事がいい加減だ。 |
2004.10.13 SOMETIMES I FEEL SO SAD |
最近、アマゾンの取り扱う商品が拡大し過ぎている(おもちゃらしい)。そのうち、冷蔵庫とかエアコンとかを売ってそうな勢いだ。あそこまで拡大してどうなるのだろう。五流経済学生の意見としては在庫を抱えすぎて破滅するより、現有戦力でマーケティングして戦うほうが最近の市場には合っているのではないでしょうか。特に日本では。そこは、やはり一流ビジネスマンの方の意見は違うのだろう。もしくは、トップの人間が会社の利益云々よりも、おもちゃ会社と癒着があって、・・・・。といつもながら、捻くれて物事を見てしまう。それにしても、少子化なのにね。 それより、音楽を! 誕生日が過ぎ、一つ歳を重ねた。20歳を超えてから誕生日がどうでもよい事柄に変わってしまい、(20歳までもどうでもよい事柄だったかもしれないが)23歳ともなるとますますピンとこない。嬉しくもないし悲しくもない。 今日は、久々に大学に行き、人と待ち合わせしていたため外で読書をした。風が強く、それどころではなかったが。 それより、やっとこさ、相棒が始まった。2時間SPだったのに、次回に続くとは。やってくれるぜ!報道ステーションなんぞどうでも良いから3時間SPにして欲しかった。 |
2004.10.12 SOMETIMES I FEEL SO HAPPY |
というわけで、朝父親が会社に行くのに便乗して、帰ってきた。 阪神電車で、中島らもの『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』を読みながら帰った。 最初私の隣に座ってきたのが、杖をついた老人で、訝しげに私の方を除きこんできた。私は結構派手な格好をしていて(柄シャツにベルボトムという時代を30年ばかり逆行したようなファッション)、それなのに持っている袋の中におばあちゃんから貰った柿が大量に入っているという奇妙な出で立ちだった。その老人は、確か三宮辺りで降りたのだが、降り際も私の方を怪訝そうに睨み降りて行った。(勿論、私の自意識過剰ではない)今思えばウォークマンの音が漏れていたのかもしれない。 とりあえず、私としてはその見知らぬ老人臭というものが、やたらと私の気分を悪化させたので、降車した時は有難かった。 |
2004.10.11 幸福のすみか |
今日は、一日中ダラダラと過ごそうと思ったが、稲刈りの手伝いをした。 久々に手伝ったので、何だかおじいちゃん、おばあちゃんに対して申し訳ない気持ちで一杯だった。少ししか手伝わなかったのだが、籾摺り機の前でかなり悪戦苦闘した。これが、かなりはしかい(チクチク痒くなること)のだ。 実家に帰ると、決まって就職の話になる。それは承知の覚悟でいつも実家に帰るわけなのだが、おばあちゃんに『夢にまで見る』と言われ、かなり落ち込んだ。私はおじいちゃん、おばあちゃん子だったため、彼等の不安を聞くと、私にも良心があったのかという驚きと同時に胸が痛くなるのだった。頑張ろうとは思う一方、私の中の普遍的なめんどくさがり屋と言う意識が邪魔をしてどうも・・・。いやいや、頑張ろう。 母親は、(私にとっては従姉妹にあたる)親戚の結婚のため、お祝いをその家に持って行った。何でも聞くところによると、親戚ならば10万円は包まなければならないと言う。更には肴代(?)と言って、席代をそれとは別に1、2万円包むのが常識らしい。 私は幸いにして、まだ結婚式というものに参加したことがない。この年になると、同級生の一人や二人、結婚していてもおかしくはないのだが、招待されていないだけなのか不明なのだが、未だに結婚式に出たことがない。私ぐらいの年だと3万円で良いらしい。それが、嫌だと言っているわけじゃないが、あんなの何が楽しいのだろうと、いつも思う。勿論そんな事を言って、場をシラケさせるわけにはいかないので、きっと『おめでとう』と愛想良く言うことだろう。 だいたいにして、私には他者の幸福(?)をお祝いできる器量もないような気がする。そして、突き詰めれば、結婚が幸福とイコールされるのもおかしな話である。さらに突き詰めれば、誰もが私のような"素っ気無い感慨"を持ち合わせているものだ、と信じている。現にオカンは面倒臭そうだった。 ヤバイ、結構最悪な人間だと言うことを暴露してしまった。 |
2004.10.10 人間失格 |
というわけで、今日は実家に帰省した。 私の町は、この10日に2年に1回祭りがある。町内から神輿(みこし)を担ぎ、かなり遠くにある神社に向かうのである。そこに様々な町から神輿が集まる。私も神輿を担がなければならなかったのだけれど、大阪に下宿しているため断っていた。父親は担がなければならなくて、朝から袴を着て、神輿を担ぎに行った。 私は昼ぐらいに着き、親戚も来ていて神社で皆で飯を食うからという事で、無理やり神社に直行させられた。ちょうど、私の町の神輿が真ん中で走り回っていた。(多分これを表す名前があると思うが、私は知らない) 我ながらかなり最悪だと思うが、こういう盛り上っている場に対して、私はなかなか旨く入り込めない。ノリが違うというか、楽しめるポイントがかなり違うのだ。 父親は、同級生と再会し話をしていた。そして私が傍を通りすぎ、誰だか分からないその人に『こんにちわ〜』とかなり愛想良く挨拶をする。その後、決まって就職がどうだとかの話になったのは想像に難しくない。そういう誰だか分からない人間に対して愛想良く挨拶していると、『人間失格』の主人公の道化と重ね合わせてしまうのだった。 |
2004.10.9 無題 |
やばいくらいに日記が溜まってしまった。一応8日以前は書いていたのだけれどUPするのを忘れてしまっていた模様。 バイト中、バイトの人が『○○さん、今週は何やっていました?』(その人とは毎週1回だけ入る)と毎度同じくな会話をした。 その人は次の日曜と月曜に用事が入っていないらしく、どうしようかと悩んでいた。面白いことに私は逆に、人との用事があると、どうしようと悩んでしまう。 |
2004.10.8 無題 |
ラテン・プレイボーイズは本当に素敵です。というわけで、今日はロス・ロボスもずっと聴いていた。 『JUST ANOTHER BAND FROM〜』ベスト+未発表曲集。やっぱりこの人達も最高だ。ラ・バンバなんてそれこそ隠れてしまうぐらい全曲際立っている。現代のザ・バンドとも言えるようなしっかりとしたルーツ・ミュージック。現代の中でも最も素敵なバンドなのではないでしょうか。 で、そのアルバムの中にマーヴィン・ゲイの『WHAT'S GOING ON』が入っている。そのカヴァーがこれまた良くて、現在約1年ぶりにマーヴィン・ゲイを聴いている。 なんか、変な繋がりだけど、こういうのって凄く楽しい。 どうやら、観測史上最大の台風が接近しているようだ。今年は一体何回この『観測史上最大の』を聞いたことだろう。そういう謳い文句ほど怪しいものはない。今年は台風に限って言えば、『全米NO1大ヒット映画』と同じようなものがある。不謹慎覚悟で言うと、今年日本にとって最も多くのリピーターが台風なのである。結構なことだ。 ここからは、現在(12日)書いています。 |
2004.10.7 無題 |
今日は新米でご飯を炊き、なんちゃって鍋をした。もちろん、一人で。私はよく一人で鍋をする。手軽だし、何でも放り込める感覚が単純に楽だ。 最近、やたらと読んでいない本だけが増えていく。CDと違って安いので次々と買ってしまう。これは危険だ。読むペースも最近は落ちてきて、今日もかなりの時間をかけて1冊読み終えた。来週は読書週間。 |
2004.10.6 ケンシロウに憧れ続けて |
先ず昨日の日記で訂正して置きたい個所がある。ファッション・センスの欠片もない街と言ったが、住むならこういうファッションや街名のブランド性と無関係な街が一番だ。あ、それと、自転車で移動できる街ね。心斎橋や梅田とかに住みたいって言う奴は頭がおかしいと思う。 昨日の婦人靴屋の前を今日も通ったが、中からは普通の大阪のおばはんが出てきて、それこそ大阪のおばはんらしく近所のおばはんと立ち話をしていた。昨日見たのは錯覚だったのだろうか。 今日は、真昼間から酒を飲んで、いわゆる駄目駄目人間を演じ続けた。 マンションのポストを見てみると(私は1週間に1回ぐらいしか見ない)、聖書が1冊入っていた。これは一体何なのだろうと思ってしばらく考えこんでしまった。 それがこの本である。それ以来すっかり忘れていてポストの中に埋まっていたのを思い出すと、再び可哀相になってちょっとだけ読んでみた。 なんだか本気であの人に同情してしまった。 |
2004.10.5 村上春樹の功罪 |
今日は雨でした。雨の日は外に出ないという掟が私の中にあったりするのだけれど、何故か今日は外に出なければ、という思いがヒシヒシと感じられたので、出掛けた。 要は外に出掛けたのだ。 とりあえずCDか本を買いに行こうと思って駅に向かったのだけれど、梅田まで20分も電車に乗らねばならないといけないということをふと思い出して、コンビニに寄ってパンと珈琲を買って家に帰った。 近所の、お世辞にも商売繁盛しているとは言い難い婦人靴屋の店員が美人だった。 今時の靴屋は、堀江辺りに店を構えて、若者相手に靴を売っているのに、こんなファッション・センスの欠片もない、しがない街の靴屋で、店の外をひたむきに(?)掃除しているのだ。 泣かせる話だ。いろいろと想像してしまう。 この人は、外の掃除をし、店の前を慌ただしく行き交う見知らぬ人間を眺めながら、自分の人生について考えているに違いない。 『私は何のために生まれてきたのでしょう』と。泣かせる話だ。 これが、コンビニや喫茶店だと全然泣けない。靴屋ってのが重要なポイントなのだ。 阿呆らしくなってきたので、これぐらいにして。今日はソフツの紙ジャケがユニオンから届く。 いやぁ、楽しみだな。今日は多分更新します。 |
2004.10.4 グルメ番組の功罪 |
昨日の日記もまずいなぁ、と思いつつ現在深夜4時、バイトから帰ってきて珈琲を、と思ったがお湯が途中で無くなった。一体この後私はこの中途半端な珈琲をどうすれば良いのだろうか。2cmほど入れられた珈琲ほど悲壮感が漂ったものはない。とりあえず、お湯が沸けるまで放置した。そして、2cm入れられた冷たい珈琲の上にお湯を注いだ。 そういえば、井川がノーヒット・ノーランを達成したらしい。こういう日に限って見ていない。(と思ったら今日は中継が無かったようだ)野球もほとんど終わって、ますますテレビを見る機会が少なくなった。最近、テレビを見ている時間が非常に勿体ない気がしてならない。(前にも言ったかも)特にお笑い系のヴァラエティやグルメ番組。時間の無駄遣いの極めつけだと思う。 例えば、どっちの料理ショーみたいなくだらない番組を毎週嬉々として見ている奴とは絶対に友達になれないと思う。だいたいそう言う奴に限って、高そうなレストランで出される食べ物を無条件に旨いと言う奴なのだ。あのビストロスマップという番組も同様だ。あんな本当にきゃつらが作ったかどうかも分からないような料理をただ偉そうに食べる番組って何がやりたいのか良く分からない。食わず嫌いにしたって、お前の嫌いな食べ物なんて知ったこっちゃないよ、といつも思う。そして、ブチっとテレビを切る。 私は一体何様なのだろう。そして、何の話をしていたっけ? 嗚呼、テレビを見ないという話だった。 テレビは見るまいと思ってたら、『相棒』(3rd Season)が始まるじゃないか(10月13日水曜スタート)。 |
2004.10.3 IT HAS NOT TAKEN LONG |
昨日の日記はまずいなぁ、と思いつつ現在深夜1時、相変わらず、珈琲を飲みながら読書。 キャバレー・ヴォルテールの『LIVE AT THE YMCA』、ニコの『THE END』を続けて聴いた。このままでは、次はクラウス・シュルツェの『イルリヒト』になりそうだ。いや、案外ブラームスも良いかもしれない。灰野敬ニでもいいな。 こういう一般的に暗いと形容される音楽を聴いていても、ちっとも暗くならないほど、現在の私はナチュラル・ハイだ。例え目の前に田原総一郎が出現して『ちょっと待って、○○さん、どう思う?』と政治の話題を振られても『どうでもいい』と言えそうなくらいにナチュラル・ハイだ。セシリア・チャンが出現したならば『世の中には君ほどどうでも良くない存在はないよ』と広東語で言えそうなくらいにナチュラル・ハイだ。相変わらず比喩がよくわからないが、そんなこともどうでも良いさ。 私はいわゆる暗い音楽フェチでした。1年前はチベット仏教っぽいスウェーデンのゴシック・バンド等を自己満足げに聴いていたけれど、最近は何を聴いても暗いと感じるようになってしまった。または、何を聴いても能天気な音楽だなとも思うようになった。非常に便利な聴覚に進化しつつあるようだ。だから、今は何を聴いてもナチュラル・ハイ。久々に誰かに電話してみようかな、と思ったが、電話をかける相手が見つからず現実に連れ戻された。読書に戻ろう。 |
2004.10.2 無用の用 |
周知の通り、イチローがシスラーの持つ年間最多安打数を更新した。改めて凄い人だな、と思った。イチローは凄い事を当たり前といった顔でこなすのが凄い。ヒットを打ったらもう少し嬉しそうな顔をしたらどう?と言いたくなる。私とは対極に位置する人間だ。 試合後、イチローはインタビューで『人生の中で最も輝いていた瞬間』、『次も僕が記録を破りたい』と言った。この発言を聞いた大多数の人間が恐らく憂鬱になったことだろう。何万人の人を感動させられる人物と、数少ない周りの人間を失望させることに長けた人物。おっと、比べること自体が失礼だ。失敬。 何はともあれ、おめでとうございます。今年の野球界において、一番良い話題だったと思う。 最近危険な兆候が再び私に現れ始めている。 |
2004.10.1 ドラゴンズ優勝 |
気がつけば、10月だ。この前も気がつけば9月と言ったような気がする。そして、その前も気がつけば8月と言ったと思う。6月は、もう1年も半年過ぎたと言った気がする。そう言葉にしたのが昨日のようで、まるで私の一月は一日しかなく、機械による圧縮を受けたかのような感覚がある。まぁ、過去とはそういうものかもしれない。 10月はもちろん秋という季節に属しているが、秋ってどこからどこまでが秋なのか、実に微妙だ。そう考えると春も微妙だ。そんな事はどうでもいい。こんなことを書くから9月は日記が長くなったのだった。反省しよう。 イチローのヒット数もあと1本。中日は負けたらしいけど優勝したようだ。そういえば、中日関係者は、イチローの年間257ヒット達成と中日優勝が重なるのを危惧していたらしい。思い返せば、前回の優勝の折も何かの事故(多分、原発関連だったと思う)と重なり、全てではないがスポーツ紙の一面を奪われたことがある。ちなみに、当時の星野監督は『野球が今までどれだけ貢献してきたんだ!』と激怒した。確か、長嶋監督が巨人の監督に初めて就いて、思うような結果が残せず事実上の解任となった年も中日が優勝した(違ってたらごめんなさい)。長嶋解任は不当だとして、読売新聞不買運動が起こった年である。その時も、長嶋解任のニュースがスポーツ紙の一面を独占した。 なんて可哀相な球団なんだ、と思ったけれど、今年はイチローの257安打とバッティングせずに済んだ。心底良かったな、と思う(阪神ファンですが)。おめでとうございます。 |