GENTLE GIANT

ジェントル・ジャイアント。プログレッシヴ・ロックを代表するような
超絶技巧、超絶コーラスワークは、トップクラス。メンバー全員マルチ・プレーヤーで
ライブでは、お馴染みの楽器交換で何の狂いもなく演奏する姿や、音楽的にも
細々とせず、大胆に演奏し、超絶技巧を披露するように感じられないところが凄い。
イギリスより、イタリアやアメリカにおいて人気を博した。

KERRY MINNEAR−keyboards,vibraphone,percussion,moog,vocals
RAY SHULMAN−basses,violin,12-string guitar,vocals
GARY GREEN−guitars,percussion
DEREK SHULMAN−vocals
MALCOLM MORTIMORE−drums
JOHN WEATHERS−drums
PHILIP SHULMAN−saxes and vocals


 

PLEASE WAIT!

 


THREE FRIENDS

サード・アルバム。
凄まじいアンサンブルは一曲目プロローグのイントロでもはや分かるだろう。
コーラス・ワークは、複雑に入り組み、かと言って難解には聴こえず、むしろ心地よさまで
感じる。これがGGの魅力だ。クラシックの対位法的手法を取り入れ、それが実に細かな
ところまで配慮されているのだから恐れ入る。素人の私には、GGの魅力を奥深くまで
理解していないだろうが、それでも充分分かるぐらいにGGの音楽性は突出している。
4曲目PEEL THE PAINTでは、かなりロック、ブルース色の濃いアンサンブルが繰り広げられ
それがまた実に豪快で格好良い。6曲目タイトル・トラックではメロトロンが素晴らしい。
メロディも印象的でアルバムの白眉とも言える。
聴けば聴くほど味が出る典型的な一枚だと思う。


OCTOPUS

4thアルバム。3rdのドラマーマルコム・マルティモアが交通事故のため
脱退を余儀なくされ、ジョン・ウェザースに交代。しかし全くジェントル・ジャイアントたる
超絶技巧を見せている。
1曲目THE ADVENT OF PANURGEが始まるとすぐ、GGらしい
摩訶不思議なイギリスの深い霧の中に入っていくようなコーラス・ワークが聴ける。
続く、2曲目RACONTEUR TROUBADOUR、3曲目A CRY FOR EVERYONEは、変拍子、超絶技巧、
超絶コーラス、が全て聴けジェントル・ジャイアントの代名詞だと
勝手ながら思っている。そして4曲目KNOTSのコーラス・ワークは必聴ものです!
その他にも捨て曲は一切なく、
後半のTHINK OF ME WITH KINDNESSは、叙情性に溢れた
名曲、ラスト・トラックのRIVERも素晴らしい。
クラシカルでいて、ロックでまさしく音楽の楽しさの良いところどり
したような大傑作!
ちなみに、ジャケはロジャー・ディーン。名ジャケ。


 

 

TO BE CONTINUED...

 

 


FREE HAND

レーベル移籍後(Chrysalis)の第一弾通算7作目となるFREE HAND。
アメリカ進出ともなり、幾分かポップなのだが、これがまた凄い。
以前の超絶技巧はそのままに、曲の質も全然下がることはない。
2曲目ON REFLECTIONは、コーラス、アンサンブルが一体となりGGの
凄まじさを堪能できる1曲。3曲目タイトル曲では、ファンク、ジャズまでもが
混在し、軽快さも魅力だが、奥底にあるパワーに圧倒されます。
変拍子とともに、凄まじい難曲TIME TO KILL。フュージョン、クロス・オーヴァー、ジャズ、クラシック、
究極のミクスチャーミュージックだろう。民族音楽を取り入れた6曲目TALYBONTも
素晴らしい。他全7曲全てが超強力ナンバーばかり。
GGの頂点と言ってもいいアルバム。


 

PLEASE WAIT!

 

 


 

 

 

 


MENU  BACK