ALBUM OF THE YEAR 2005 |
<特に読む必要のない2005年総括的個人史 広告の裏> |
<特に読む必要のないこのページの趣旨 広告の裏> 新年明けちゃいましたが下記2005年個人的BESTアルバム群です。極力再発系は外し、新譜中心で選びました。プログレ系統が高順位なのは気にしないで下さい。明らかにこの順位おかしいやろ、というアルバムが高順位に混ざっていたりもします(後で思い出して、無理やり入れたりしました)。尚、個人的に狙っていたアルバムでさえ聞き逃しが大量にあり、現在それらをせっせと購入している最中なんですが早くも2006年音楽ビジネスの荒波に呑まれ、身動きが出来ない状況にあります。旧盤ばかり買うことに必死で、JAZZもほとんど入れることが出来ませんでした。というわけで全体的にかなり偏った選盤かと思われます。これを見て参考にして頂けたなら不幸中の幸い、是非感想をお寄せください。「お前、ほんまにこんなんばっか聴いとんのか」と思われた方、華麗なるスルーよろしこ。では、2006年の音楽LIFEを楽しみましょう。あと今年はなるべくHP更新がんばります。言い訳ばかりになってしまいましたが、2006年も社会不適応/適応の境界線で悩んでる仲間達よ、適当にやりましょう! |
39 |
40 |
NEXT |
PIANO MAGIC |
SIGUR ROS |
NINE INCH NAILS |
<新譜>2005.2 エレクトロニクス・音響・アート系なんて全部消え去ればいいと思っている私ではございますが、これは良いっす。プチプチフォーキーとでも名付けようか。ただ、4曲15分2500円てなめとんのか、というのがこの順位の低さです。 |
<新譜>2005.9 「驚き」をSIGUR ROSに期待していたオレが間違っていたのか、それ以上でも以下でもない良質のシガー・ロス流交響曲。嘆き、絶望を浄化させる作用としては天下一品だと思う。基本は前盤の延長。 |
<新譜>2005.4 5年半という歳月を待って、我らがNINから届いた新譜は賛否両論の的となった。変態的なまでの細部の拘りは明らかに減り、一時の怒り発散系メタルとも思しく変容は、私にとってもやはり失望だった。次のアルバムを2年以内に作ってくれたら許すぞ的順位です。 |
38 |
37 |
36 |
菊地成孔 |
NURSE WITH WOUND |
BOARDS OF CANADA |
<新譜>2005.5 なんだか菊地成孔旋風が吹き荒れた年だった。現在、超売れっ子作家&音楽家のマルチ屋菊池の超大作。一聴、ムード系の甘ったるさが残る面も無きにしも非ず、全体的には美しき菊地文学流JAZZ。アンチからすると二枚目なところが許せないのだろう。 |
<BEST & EDIT>2005.10 2005年は実はN.W.Wのための年であった。勿論この2枚組でNWWの歴史を総括することは限りなく不可能に近いが、改めてエディットだけで新曲にしてしまうスティーヴ・ステップルトンの業を見た気がした。他にも嬉しい再発が相次ぎ、財布と心が嬉しい悲鳴をあげました。合掌。 |
<新譜>2005.10 実際のところもっとも最新のテクノロジーを駆使しているはずの「ポスト・エレクトロニカ」勢の音があまりにも前盤の焼き直し的な色彩を残しているのには甚だ遺憾です。BOC特有のノスタルジアは行き場の無い「やり切れなさ」を私に残す。サウンドは前作より明らかに生音の比重が高まり、居心地の悪い妙な温かみが・・・(小便を漏らしたときのような)。現実逃避軟弱系。 |
33 |
34 |
35 |
CHIHIRO YAMANAKA |
MERZBOW |
CORRUPTED |
<新譜>2005.9 あれ、俺の持ってるCDこんなジャケだったっけ? とにはかくにも、澤野JAZZから名門「VERVE」に移籍、音のほうもメジャー風味が増し、逆にそれが賛否両論にもなっている山中千尋嬢新譜。個人的にタッチの力強さがビビビっと来まして今年結構聴きました。選曲もスタンダードから中島みゆきまで。味わい深し。 |
<新譜>2005.10 「PULSE DEMON」「1930」がおそらくは最も(手に入れやすくて)聴きやすい部類であったのだが、その座にこのブタを明渡してもよいかなーという格好良さ。でもプログレ・ジャズ青年のアタシにゃぁ相変わらず聴き通すには結構体力要りますよって。私もオジンになりました、というのを再確認させてしまう秋田昌美マジック。ボビー・マジックよりは幾分かマシ。 |
<新譜>2005.10 HMVのサイトを覗くと「ジャンル」項に『ジャパニーズ・ポップス』と書いてある。これがジャパニーズ・ポップスならミスチルとかは何なのだろう。まぁ良い。ミスチル・ファンやサザン・ファンには是非ともお薦めしたい。Kさん管理するGOO JOOBサイトが最初の購入動機。静寂に塊をドスンと落とされた時にゃぁ思わず私、「あっ」と言ってしまいました。斜陽の冒頭文のように。ただ一切は過ぎ去ります。 |
32 |
31 |
30 |
BIO |
大友良英 |
SYR 6 |
<2004年盤>2005発売 存在感は薄いが、その音が垣間見させる景色は絶景かな。桃源郷。ランサブル・レイエのメンバーでもあるジュリアン・バイヨのソロ作。ギターのロング・トーン、ループ、ディレイ、お馴染みの手法ではあるが過去ここまで「透明性」を持ち込んだギタリストはそうはいまい。 |
<新譜>2005.4 JAZZとはこれいかに、おそらくはJAZZほどその境界性に苦しんだ音楽はないであろう。 「New JAZZ」というには少し行儀が良すぎる気がしないでもないが、氏のブログを読んでいるだけで「音を鳴らすことの楽しさ」が伝わってくる。消費される「ボーダーレス」という言葉はかつてフレッド・フリスの元に、現在は大友良英のもとに本当の意味がある。 |
<新譜>2005.12 お馴染み「SYR」シリーズもついにvolume6まで来ました。SYRとSONIC YOUTHの差別化が功を奏して、見事にこちらは「趣味全開」。インプロヴィゼーションというものにすっかり閉塞性を感じる今日この頃ですが、こういう人達のやるインプロは、すっかり風格味が感じられ、渋いお茶のようです。目指せ、デレク・ベイリー。 |
27 |
28 |
29 |
KLIMPEREI |
THE BOOKS |
長谷川静男 |
<新譜>2005.? フレンチ・トイ・ポップ「クリンペライ」(クリストフ・ペチャナ)の2005新譜。サティだとかいっちょ前に語るくせに、クリンペライ一つも知らぬようでは話にならぬ。摩訶不思議アドヴェンチャー度はそのままに全面的にオモチャ度合が上がっています。フランスの誇る変態ポップ職人が贈る「音楽の愛らしさ」。ご賞味あれ。 |
<新譜>2005.4 フォークトロニカなどと言われてもオレにはさっぱり意味がわからなかったが、このbooksはさすが巨匠ENOも絶賛するだけのことはある。過去2作と赴きは対して変わらないが、いつ聴いても落ち着きを取り戻させるアロマ・セラピーのような多角的な音におっさん驚いています。たまにはいいですね。因みに彼等はPrefuse73の新譜にも参加しています。 |
<新譜>2005.12 「あぶらだこ」の長谷川裕倫、「滲有無」の内田静男が結成した長谷川静男の1st(ライヴ録音)。富樫雅彦のようなニュアンスを感じることができるであろう、静かなカオスの隙間から覗くノイズ。そして、風。ジャケを見つめながら、聴いていると若干泣ける。 |
26 |
25 |
24 |
THE RESIDENTS |
MIKE OLDFIELD |
AMM at UEA |
<新譜>2005.3 偉大なり、レジデンツ。モグラ帝国、エスキモー、第三帝国・・・これまで数々の非現実的パロディーを拝ませてもらったが、今回のテーマはずばり「動物愛護者達」。変態的なジャケも良し、相変わらず呪文のように脳内に木霊していく音も良し。レジデンツの真髄はその音の「虚しさ」「悲しさ」にあると信じて止まない。その心は、意味がないこと。 |
<新譜>2005.9 「TRES LUNAS」以来、約3年ぶりに届けられた新作は2枚組みの大作。LIGHTサイドは彼特有の抒情アンビエント集。SHADEサイドは若干アップテンポなテクノ集。何れも小曲中心の構成により、従来のマイク・ファンには正直歯応えがなく、ニュー・エイジっぽい印象しか残らない(かも)。PCtrackのおまけが熱い。 |
<新譜>2005.? 見知らぬAMMの作品が商品棚に並んでいると反射的に買ってしまうのは僕の悪い癖(はぁと。運良く手に取ったこの作品は2005年2月14日に行われたライヴ録音。オレの中でインプロといえばベイリーとamm。呪われし現代のアートに切り込まんとするammの姿勢を見よ。そして、恐怖せよ。ARTなんて総じて糞である。 |
21 |
22 |
23 |
MANUEL GÖTTSCHING |
NURSE WITH WOUND |
MATS/MORGAN BAND |
<新譜>2005.12 F.W.ムルナウ監督のサイレント映画『HAUNTED CASTLE』にマニュエル・ゲッチングが音をつけたもの。場面場面に寄り添うように作られた音楽はゲッチング特有のミニマリズムと違い、クラシカルな「変化」を身に纏う。電子音と弦楽器の奇妙な融合。 |
<新譜>2005.7 試しにOFFICIAL HPを見てみましょう。2005年だけでも恐ろしいリリース量だということが分かる。タイトルそのまんまだが、女性のポエトリー・リーディングにエコーをかけ延々と反芻するnww御得意の半ばナチズムのような音楽。だがしかし、10回聴くとナチズム・ミュージックが子守唄に変わるからあら不思議。タイトルにNo2とあるがNo1があるのかさえ、謎。 |
<新譜>2005.9 プログレの良い部分とザッパの凄い部分(?)の遺伝子を併せ持った真の現代プログレ。今作からギタリスト、ベーシストが加入し遂にバンド形態に。あのTRENDS AND〜の頃の強力なパワーはかんなり減少してしまったが(2001年発売の「LIVE」も必聴)、カンタベリー系が進化したような多角的なジャズ・ロック度合いに目が回ること必至。めざせ、サムラ(?)! |
20 |
19 |
18 |
ALBERT AYLER |
BARRICADE |
THE ROLLING STONES |
<発掘盤>2005.3 2004年BOXが発売されてから2005年の夏にかけて、ESP周辺が実に熱かった。これもその一環だったわけで、ラスト・レコーディング2日前の貴重な記録。コール・コブスがいないのと、マリー・マリアの声が邪魔なのが減点。だがアイラーのサックスを聴くだけで幸福になれるのが、アイラー・ファンの真髄。 |
<発掘盤>2005.? ZNR前身、伝説のバンド「BARRICADE」の初蔵出し音源集。バンドはBARRICADETとUに変化するが、ここではそれらをほぼ(おそらく)網羅。究極のフリーク・アウト・サイケ・ロック。エトロン・フー・ルルーブランから牛心隊長まで。フレンチ・ロック芽生えの瞬間を目撃せよ。チェコの「THE PLASTIC PEOPLE OF〜」好きにもお薦め。ZNR好きにはあまりお薦めできません。 |
<新譜>2005.9 おいおいおいおい、ちょっと待ってくれ、このダサいジャケはないだろ、と思っているヤツはアマちゃんさ。天下のストーンズのジャケ・センスの無さも全部ひっくるめてロックン・ロールなのさ、とストーンズ狂なら言うであろう、久々に胸躍るストーンズ会心の一撃作。どう凄いかと言うと、一撃でハーゴンもシドも葬り去れるぐらいの凄さ。ロンダルキアで迷ったって♪ |
15 |
16 |
17 |
JAMES CHANCE & TERMINAL CITY |
VASHTI BUNYAN |
THELONIOUS MONK QUARTET |
<新譜>2005.10 この順位にジェイムス・チャンスとは気でも狂ったか、と思われそうですがかんなり壷でした。若干らしくない、お行儀の良さみたいなものを感じてしまうかもしれないが、これぞNo Waveミーツ・チェット・ベイカー。来日もしましたね、でも勿論行けませんでした(泣) |
<新譜>2005.10 廃盤女王と呼ばれているらしいヴァシュティ・ブンヤンの云十年ぶりのまさかの新作。しかもfatcatから。俗世に無関係な透明度と、儚く壊れそうなほど美しい歌声は随一。そして、歴史/歳月を超越した存在感に、不老不死仙人のような凄みを感じます。きっとドラゴンボールを使ったのだろう。 |
<発掘盤>2005.9 びっくりするぐらいに音が良い歴史的発掘盤。コルトレーンの進化はモンクとともにあり、あのシーツ・オブ・サウンドの芽生をB面で嫌というほど堪能できる。モンクは我が道を、トレーンは意気揚揚と。このとんでもないアンバランスが生み出すグルーヴは後のフェイク系の源流かもしれない。 |
14 |
13 |
12 |
ROBERT WYATT & FRIENDS |
GONG |
MARC RIBOT |
<発掘盤>2005.10 ブートではお馴染みのワイアットの事故後たった1回のライヴ。ワイアット自身によるリマスタリングも嬉しい待望の発掘。今更ワイアットの音源について語るまでもないが、こうやって彼の音楽がリリースされて、聴いていられるだけで幸福というもんである。 |
<新譜>2005.12 あなたと逢ったその日から♪恋の奴隷になりました♪あなたの膝にからみつく子犬のように♪ というぐらい大好きなGONGの新作は家族トリオ+ゲスト。超高速フリーク・チューンで度肝を抜かれたが、その後はワールド系のジャズ・ロック。つまり王道GONGサウンド。俺としてはアレンが元気なだけで嬉しい。 |
<新譜>2005.5 リボーが尊敬して止まないアイラーの名演曲集。テナーではなく、ペット(ロイ・キャンベル)によるワン・ホーン形態。ヘンリー・グライムスの参加により、リボーのギターも立体的空間を生み出し、単なるカヴァーに堕することのない演奏が新鮮。アイラー・ミーツ・No Wave JAZZ(?)。 |
9 |
10 |
11 |
PFM |
JACKIE LEVEN |
Ryoji Ikeda |
<新譜>2005.10 凄い。濃い。久々に「プログレ」というものを味わった気がした。オペラ・ロックというのもなんだか古臭が漂っていますがこの超重厚なアンサンブルはそこいらの90年代シンフォなんぞお呼びでなくなるぐらいに強烈。大仰を通り越した大仰さは爽快ですらあるPFM2005年復活作。2006年には来日! |
<新譜>2005.9 こういう人が居て、こういうアルバムを出し続けてくれることは、私にとって一つの小さな救いである。以外とHIPHOPがあったりと、曲調はヴァラエティに富んでいる。いぶし銀の悲哀歌集。プロレスで言えば、ずばり木戸修。技で言えばネックブリーカー・ドロップ。分かるかね、この感覚。 |
<新譜>2005.12 深夜、部屋は真っ暗にして大音量で流すには最適のCD。RYOJI IKEDAの集大成的パルス・サウンド。当初、寝る時に最適かなーなんて安易に考えて聴いてたら、凄まじく多用なパルス・リズムに鳥肌が立って、眠れなくなった。 |
8 |
7 |
6 |
ALBERT MARCOEUR |
MILES DAVIS |
ONJO |
<新譜>2005.4 相も変わらず、目まぐるしいコラージュと逆回転。デヴュー時から吐き気がするぐらいなんも変わっていない前衛性。歌詞ももちろん私には分からないが、きっと下劣ネタばかりなんだろう。マルクール翁流リリシズムも堪能できる。聴いていると下痢になりそうな変態ミュージック。 |
<発掘盤>2005.12 これはエメラルド・フロージョン並の反則技か。音源の素晴らしさは「LIVE EVIL」等で言わずもがなであるが、ブート市場でしか出回らない高値セラードアー完全版がついぞ公式盤としてリリースと相成ったことは事件としか言い様がない。オレにとって。インタープレイの極致。買うなら輸入盤8800円のアマゾンで。 |
<新譜>2005.12 相当な愛情を持って巨匠ドルフィーの代表作「OUT TO LUNCH」に挑んだのがビシビシとNOISEの向こうから伝わってくる。あのピットインに行かなかったのが俺の致命的な過ちに思えてくるぐらい。それにしても、ドナー、ハルトのプレイはいつ聴いてもフリージャズに出会った頃を思い出してしまう。まったく関係ないけど、ゲッベルス・ハルトを再発して下さい(ダウト・ミュージック様)。 |
3 |
4 |
5 |
BRIAN ENO |
VAN DER GRAAF GENERATOR |
PAUL McCARTNEY |
<新譜>2005.7 現代版「ANOTHER GREEN WORLD」なんて言うと怒られるかもしれないけど、それ相応、否、以上かもしれない「WRONG WAY UP」以来何年ぶりかのヴォーカル作。音楽仙人のようになってしまったイーノ翁ではあるが、こういう人間味のある(そして時に無機質な)音を聴くと、あの頃胸をときめかせて聴こえた音のような感覚を思い出し、はちゃめちゃが押し寄せてくる(影山ひろのぶ)。 |
<新譜>2005.6 どうも個人的に贔屓しているバンドが上位にくるみたいです。VDGG再結成なんて夢にもおもわなんだが、こうして再結成されてVDGG名義でアルバムも出され、あの頃(6月まで)は幸せだったなー、とホントに切々と思う。勿論、そんな贔屓目だけからくる順位では決してないということは聴いた人なら分かってくれるであろう。VDGG万歳! |
<新譜>2005.9 嗚呼嗚呼、ポールが帰ってきた!と喜んだのはオレだけではあるまい。前作までのバンド・サウンドもそれはそれで良いんだけど、一人で作りこむ丁寧なポール・サウンドは勢いだけでは決して作れない。そして、この英国風味ポップ・センス。永遠のメロディ・メイカー復活。 |
No.2 |
羅針盤 |
<新譜>2005.8 結果論ではあるが、タイトルがその後の解散の暗示に思えてならない羅針盤7作目にして最終作。純粋な意味としての「うた」とサイケ、フリー・ミュージックをポップ・ミュージックに嫌味なく昇華させる真のジャパニーズ・ポップス。とまぁ、今更な御託を並べるよりも、この普遍的なまでの悲しさこそ羅針盤の真髄だと思う(レジデンツとは違った意味でね)。ちゃいなさんのご冥福をお祈りします。 |
No.1 |
ELECTRIC MASADA |
<新譜>2005.11 2005年滑り込みで買ったこの一枚(2枚組だけど)は、一聴したところ一瞬で2005年インパクト最大の一枚となりました。正直ここ数年でもベストに近い。 ユダヤ・プロジェクト「MASADA」にエレクトロニクスが全面フューチャーされ、おそろしくパワー・アップした「ELECTRIC MASADA」のライヴ盤。強烈な芳香を撒き散らしながら、地獄の底でぐつぐつと煮込んだ濃厚スープのような趣き。マーク・リボーが実に良い。MAGMA「LIVE!」並の演奏はもはや空前絶後。そしてすさまじいヴォリューム。 |